「役者揃い踏みの前半をうっちゃった、ダークホース・ランパールトの激走」ツール・ド・フランス2022 第1ステージ

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今年もやって来ましたツール・ド・フランス。個人的に、自転車レースはサッカーよりも先に興味を持ったスポーツだったのですが、昭和の日本ではド・マイナーな扱いでほとんど映像を見ることが出来ませんでした。

そんな中でツール・ド・フランスだけは、NHKがダイジェストのような形で放送していて、ベルナール・イノーやグレッグ・レモン、ローラン・フィニョンといった名選手にあこがれた時期があったんですよね。

なので、毎年ツール・ド・フランスの時期だけは、サッカーよりも優先してレースを見る、ある意味バケーション期間と決めているので、しばらく更新が自転車メインになってしまいますので、ご容赦いただければと思います。

さて今年のツールは、スタートから第3ステージまではデンマーク内を走る構成。第1ステージは、デンマークの首都コペンハーゲンをぐるっと一周する13.2kmの個人タイムトライアル。

当日はあいにくの雨という事で、セオリーでは有力選手が後ろからスタートするところ、降水量の推移を読んで初めの方にスタート順を移したチームが多く、最初から盛り上がる展開に。

まずは自転車界のアイドルであるマチュー・ファンデルプールがトップタイムを叩き出すと、タイムトライアル世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナが前半の遅れを挽回して逆転、直後にワンデイレース最強のワウト・ファンアールトが5秒上回って首位に立つ。

ツール連覇中のタデイ・ポガチャルはファンアールトからわずか2秒差でゴールして今年も優勝候補筆頭である事をアピール、ライバルのログリッチも16秒差の8位としっかりまとめて、役者が早くも揃い踏みとなった前半でレースが決まったかに見えた。

しかし終盤の105番手スタートのランパールトが、あれよあれよという間に中間地点でトップタイムをマーク、最後まで攻め続けて結局4秒55のタイム差を付けて、誰も予想しなかったステージ勝利を手にし、第2ステージをマイヨ・ジョーヌで走る栄誉も獲得した。

 

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