昨シーズンは14位でブンデスリーガ残留を果たしたザンクトパウリの今期開幕戦は、強豪ドルトムントとの対戦。ザンクトパウリのフォーメーションは5-4-1で、シント・トロイデンから移籍した藤田譲瑠チマがボランチで先発。
試合はアウェイのドルトムントが圧倒的にボールを支配するが、藤田は中盤で幅広くスペースをカバーしながら前線に早いタイミングでパスを狙うプレイ。19分には一発のパスに抜け出したホウントンジが決められず。
試合は35分に左からのクロスにファーで競り勝ったギラシがヘディングでドルトムントが先制。さらに3分後にカウンターのパスに抜け出したアデイェミが倒されPK、しかしギラシのキックはザンクトパウリGKヴァシリが見事にストップする。
後半はビハインドのザンクトパウリが攻勢、5分には右サイドでザビッツァーのバックパスを拾ってからのクロスにホウントンジが競り勝ってヘディングゴールを決めてザンクト・パウリが同点に追いつく。
しかし22分にドルトムントはアントンが2点目を決めると、29分にはDFからのボールを途中出場のブラントが芸術的なトラップからゴールを決めてドルトムントが3点目のゴールを決める。ここからザンクトパウリは4バックに戦術を変更する。
37分に藤田のパスからチャンスは作ったが得点できず。しかしこのシーンでマネがDOGSOと判定され退場&PK。これをシナニが決めて1点差。すると44分に左サイドでのボール回しから攻撃参加したCBのスミスが見事なミドルシュートを決めて同点。
後半ロスタイムは10分あったがスコアはそのまま動かず3-3のドローで試合終了。
藤田はシント・トロイデン時代とほとんど変わらず、足は遅いけど中盤で幅広く守備をカバー、攻撃では素早いタイミングで縦パスを出し続け、確実にザンクトパウリの同点劇に貢献。これからも間違いなくレギュラーで起用されそうだ。
