「アルプスの最終決戦、ヴィスマチームの小細工はポガチャルに通じず」ツール・ド・フランス2025 第18・19ステージ

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今年のツール・ド・フランスもいよいよアルプスの最終決戦、第18ステージはグランドン、マドレーヌ、最後はクールシュヴェルのスキー場を上るロズ峠という超級山岳3連発のクイーンステージ。

序盤にある中間スプリントポイント目指し、マイヨヴェールのミランをアシストするリドル・トレックチームがハイペースで引っ張るスタート。無事にトップでミランが通過すると、そこから実質のゲームスタート。

アタック合戦の後に続くグランドンへの上りで総合5位のログリッチを含む逃げ集団が形成、メイン集団から1分46秒差でマドレーヌへと突入。そしてメイン集団ではヴィスマ・リースアバイクが牽引、さらにセップ・クスがハイペースでアシストすると、ヴィンゲゴーとポガチャル以外が引き離されてしまう。

ヴィンゲゴーとポガチャルはそのままの勢いで先頭集団に追いつき、マドレーヌ峠はヴィンゲゴーがトップで通過。しかしアシストがいなくなって下りでペースダウン、それを見てオコーナーとジョーゲンソンがアタックを仕掛ける。

最終のロズ峠に入ると、ジョーゲンソンがヴィンゲゴーのアシストのため下がり、オコーナーが単独で逃げる形。後続では、ポガチャルにアシストのナルバエス、アダム・イェーツが追いつき援護する一方、ジョーゲンソンが遅れてヴィンゲゴーは単騎での戦いを強いられる。

先頭を快調に逃げるオコーナーは1分45秒差でロズ峠を先頭でゴール、見事に今年のツール2勝目を飾った。2位には最後に突き放してポガチャルがヴィンゲゴーに9秒差を付けて入り、クイーンステージが決着した。

第19ステージは、序盤のコースに牛の伝染病が発生したために93.1kmにコースが短縮されはしたものの、それでも超級山岳のプレ峠、2級山岳ロズランとこなして最後は19.1kmも上る超級山岳ラ・プラーニュがゴールの難関コース。

前日のコピーかのように、この日も序盤の中間スプリント目指してリドル・トレックチームがスパート、ギルマイを制してミランが先頭で通過。プレ峠では、またもや集団からログリッチがアタック、マルティネスとパレパントルが追いついて3人での逃げ集団が形成され、山岳賞の望みを残すマルティネスがロズラン峠もトップで通過する。

その下りでログリッチがアタックを仕掛けるが、メイン集団がペースアップしてログリッチを吸収、13人に減った集団はラ・プラーニュへの上りを開始する。そこで先頭を引いたのは、意外にもデカトロンAG2Rラモンディアールチーム。しかしアシストを受けたガルは途中でペースを落としてしまい、その隙にアレンスマンがアタックを仕掛ける。

アレンスマンにはすかさずポガチャルが追走、ヴィンゲゴーも加わって一度は先頭が3人になるも、再びアレンスマンがアタックすると2人はあえて付かずに差が開いていき、ガルら後続が再び合流する。

残り5kmでアレンスマンは26秒のリード、後ろがアタックするとあっという間に追いつかれる距離だったが、幸いにも後続では牽制が始まってしまい、最後はヨレヨレになりながら2秒差で逃げ切りフィニッシュ。後ろでは今大会初めてヴィンゲゴーがポガチャルをリードしてゴール、その勢いでアレンスマンを弾き飛ばす珍しいシーン。

とはいえヴィンゲゴーが詰めたタイム差はたった2秒で、ポガチャルが残り1ステージを残した状態で2位のヴィンゲゴーとは4分24秒差、事実上マイヨジョーヌはポガチャルで確定となった。

 

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