ツール・ド・フランス第14ステージは、ピレネー山脈ラストのステージ、ポーから超級山岳リュション・シュペルバニエールの頂上ゴール、途中で伝統のトゥールマレー、アスパン、ペイルスールドを通過する王道山岳ステージ。
レースはなかなか逃げが決まらず、中間スプリントポイントでミランが取るまで大きな逃げは生まれず。しかしトゥールマレー峠の上りで何と総合3位のエヴェネプールが体調不良でリタイアするアクシデント。峠の頂上は山岳賞ジャージを着るマルティネスが先頭で通過。メイン集団は3分半の遅れとなる。
次のアスパンはマルティネスが制したものの、ペイルスールドの上りで後続が追いつき、アレンスマンがスパート、最後の上りとなるリュション・シュペルバニエールに入った時にはメイン集団と3分以上の差を付けて独走体制。
メイン集団では残り4kmの地点でヴィンゲゴーがアタックを仕掛けるがポガチャルは素早く反応、リポヴィッツも追いすがるが結局2人によるマッチアップとなる。しかしアレンスマンとの差は縮まらず、結局1分8秒の差をつけてステージ優勝。
ポガチャルとヴィンゲゴーは、最後のスプリンドでポガチャルが4秒の差を付けてゴール。トータルでのタイム差は4分13秒に広がった。総合で3位のエヴェネプールがリタイアしたため、リポヴィッツが表彰台圏内の3位に浮上した。
第15ステージは、ミュレからカルカッソンヌまでの169km、途中で3級山岳が2つ、2級が1つある逃げ屋向けのステージ。当然、スタートからアタックが連発、途中でヴィンゲゴーが落車に巻き込まれるも、何とか集団に返り咲くアクシデント。
中間スプリントポイントはポイント賞でミランを追走するファンデルプールがトップ通過。それをきっかけに、ファンアールトやカンペナールツ、ウェレンスら強力なメンバーが揃った15人の逃げ集団が形成される。
そして最後の2級山岳の上りで、ストーラー、シモンズ、カンペナールツ、ウェレンス、バルギル、カルロス・ロドリゲスの6人に先頭集団が絞られると、2級山岳の後に続く上りでウェレンスがスパート、後続との差を広げていく。
後続の逃げ集団はなかなか意思統一ができずにウェレンスとの差を詰められず、結局ウェレンスが逃げ切り勝利。1分36秒遅れて後続の集団はアラフィリップを先頭に通過、ポガチャルを含むメイン集団は6分の差でゴールラインを切った形になった。
