チャンピオンズリーグ優勝のPSGと、メッシ率いるインテル・マイアミというベスト16注目の対戦だったが、蓋を開けてみればPSGが前半だけで4点を叩き込み、後半は完全にペースを落としてインテル・マイアミに攻撃させる隙を作りつつ完封勝利と、まざまざと力の差を見せつけられる試合になってしまった。
その大きな原因となったのは、やはりインテル・マイアミの2トップ、メッシとスアレスがほとんど守備をしない事に尽きる。インテル・マイアミは4-4-2のフォーメーションで、守備は4-4のゾーンだけで守る形になり、PSGはDFが全くのノープレッシャーでプレイ出来るため、ゾーンの間にいくらでもパスを通し放題。そりゃPSGに対してそんなサッカーでは勝てるはずもなし。
注目のメッシは、後半にPSGがプレッシャーを弱めてスペースが出来てからは得意のドリブルでチャンスを作り、後半5分に絶妙なダイレクトパスで抜け出したスアレスにピタリと合わせるが、スアレスはトラップミスでシュートできず。メッシ自身にも左サイドの抜け出しや折返しからのヘディングと2度の決定的なシュートシーンはあったが最後までゴールは決められず。
ベスト8に勝ち上がったPSGは、次にフラメンゴに勝利したバイエルンと事実上の決勝戦。バロンドール有力候補であるデンベレも怪我から復帰、PSGが有利に見えるが果たして結果はどうなるだろうか。
