新年あけましておめでとうございます。体力的な問題もあって、最近は見たい試合だけを観戦するスタイルに変更、更新の頻度も以前より下がってしまいましたが、今後ともお付き合いいただければと思います。
さて新年最初の観戦は鈴木彩艶が先発したパルマ対モンツァの裏天王山。
セリエA第17節終了時点で降格圏から勝ち点1差の15位でもがいているパルマは、残留争いのライバルである最下位モンツァとホームで対戦。パルマのフォーメーションは4-3-3で鈴木彩艶がGKでスタメン、対するモンツァは3-4-1-2の形。
試合はアウェイのモンツァがまず攻勢、2分にマルディーニ孫がフリーでヘッドも決められず、3分にはゴール前での連続攻撃からチューリアがゴールを決めるもボールがラインを割っていてノーゴール。10分にもマルディーニがゴールを決めたかに見えたがオフサイド。
21分にはカウンターからカプラーリが完全に抜け出すも、シュートは鈴木が右手1本で防ぐ。23分には左サイドでの抜け出しを鈴木が前に出てセーブ、33分にも同じような形から鈴木が前に出てセーブする。
試合が動いたのは後半10分、モンツァDFパブロ・マリが2枚目のイエローで退場、与えられたPKをエルナニが決めてパルマが先制する。それでも10人になったモンツァは果敢に前からプレスをかけてパルマを攻め立てる。パルマは4-1-4-1でゾーンを作って守る姿勢。
後半30分、相手のパスをカットしたカマラがビリンデッリの腕に引っ掛けられてまたPK、しかしこれはVARでノーファールの判定。すると後半41分に左サイドからのクロスにファーでフリーになっていたペレイラに押し込まれ、アウェイのモンツァが同点に追いつく。
このままドローで終わるかと思われた後半ロスタイム8分、パルマはCKをニアで反らせたはバレンティのゴールで劇的な勝ち越し、そのまま試合は2-1で終了。これでパルマは降格圏から勝ち点4差の15位に浮上した。
鈴木は失点についてはノーチャンス。自慢のキックだけでなく判断の早いスローでも攻撃を組み立てていた。ビッグクラブからの獲得の噂もあるが、試合に出続けられるチームを優先してほしいね。