ベルギーリーグ18節を終えてリーグ5位と、プレーオフ1圏内をキープしているユニオン・サンジロワーズ。19節は2位の強豪クラブ・ブルージュとホームで対戦。ユニオン・サンジロワーズのフォーメーションは3-4-2-1で町田が左CBで先発。対するブルージュは4-2-3-1の形。
試合はホームのサンジロワーズが、前線の積極的なプレスバックとWBのオーバーラップで勢いのある攻撃を見せるが、ブルージュも守備のカバーリングが早くて決定機を作るまでには至らない。
20分を過ぎると徐々にブルージュがボールを支配し始め、サンジロワーズは何度もピンチを迎える中、ようやく前半40分にカウンターから右サイドの折り返しをイヴァノビッチがシュートもブルージュGKミニョレがファインセーブ。しかし前半ロスタイム3分、相手FKをカットしてからのカウンターでイヴァノビッチがドリブルで持ち込みそのままゴールを決めてハーフタイム。
後半も一進一退の展開が続いたが、サンジロワーズは15分にスルーパスを受けたアキンベルのシュートがミニョレの体に当たり、跳ね返ったボールが戻ったニールセンの足に当たってゴールイン、ラッキーなオウンゴールで追加点を挙げる。
しかしブルージュも21分、中盤でのハーフカウンターからの折り返しをファーでフリーになっていたタルビに押し込まれて1点を返される。さらに33分、ブルージュは左サイドでFKを得ると、キックからのボレーシュートはGKモリスが体に当てたが、町田の反応も間に合わずこぼれ球を押し込まれて同点。
その後はどちらにもチャンスはあり、42分には町田が持ち上がってのクロスが前線に渡るも、処理にもたついてシュート出来ず。ロスタイム5分にはサンジロワーズのCKからヘッドもミニョレが反応して手に当ててゴールならず。試合はそのまま1-1で終了、ユニオン・サンジロワーズは順位を1つ落として6位になった。
町田については、攻撃ではダイレクトのフィードを正確に前線の選手に送るなど貢献度は高かったが、守備では相手のスピードに乗った攻めに後手を踏むなど、少々脆さを見せる場面があった。今や代表でも主力になりつつあるだけに、そろそろ上位リーグにステップアップを期待したいところだ。