ドイツでの天皇杯に当たるカップ戦、DFBポカールのベスト16。シュツットガルトはアウェイでブンデス2部で最下位のレーゲンスブルクと対戦。レーゲンスブルクのフォーメーションは3-4-2-1で、シュツットガルトは4-2-3-1。チェイス・アンリは右のCBで先発出場。
試合はホームのレーゲンスブルクが勢いに乗ってハイプレスを仕掛ける立ち上がり。チェイス・アンリもヘディングで跳ね返したりでいきなり忙しい。しかし徐々に落ち着きを取り戻したシュツットガルトは、前半10分に中盤で個人のキープ力でボールを繋ぐと、最後はトップ下のミローが強引なターンからゴール右にシュートを決めて先制する。
さらに19分、シュツットガルトは右サイドでFKの場面を作ると、シュテンツェルの右足キックにファーで飛び込んだチェイス・アンリがヘディングで豪快にゴール右隅に叩き込み、自身トップチームでは初ゴールとなる得点を決める。
後半のスタートもレーゲンスブルクが飛ばしてくるが、8分にはPA内で相手がシュートモーションに入ったところでチェイス・アンリが上手くカット、しっかりピンチの芽を摘むプレイ。すると15分に中盤から一発のパスでシュツットガルトFWウォルトメイドがDFラインの裏を取り、冷静にコースへ流し込み3点目。
その後はシュツットガルトが完全にボールを支配、28分にはゴールポストに当たるシュートなど、数多くの決定機を作るが追加点は奪えず。36分にはチェイス・アンリが交代でお疲れ様。試合はそのまま0-3で試合終了、シュツットガルトが順当にベスト8へ駒を進めた。
チェイス・アンリ自身は、ややマークの受け渡しに危なっかしさは感じたが、相手が弱いのもあって全体的に破綻の無いプレイぶり。パスも無理せず近い選手に出す事が多かった。もうちょっと強い相手に対してCBとして通用するか見てみたいね。