「対ラツィオ10連敗を阻止した鈴木彩艶のシュートストップ」イタリア・セリエA第14節 パルマ-ラツィオ

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第13節を終了して13位に付けているパルマは、現在5連勝中で絶好調の5位ラツィオとホームで対戦。パルマのフォーメーションは4-2-3-1で鈴木彩艶はGKで先発。対するラツィオは4-3-3の形。

試合はいきなりラツィオのロヴェッラがダイレクトで放ったシュートが強烈なスライスがかかって落ちる軌道で、かろうじて鈴木が指先で触るもゴールイン、いきなり失点かと思いきやVARで前のプレイがファールをみなされノーゴール。逆に6分、パルマが高い位置で相手の横パスをデニス・マンがカット、そのままシュートを決めてパルマの方に先制点が入る。

13分にはラツィオのCKで鈴木がハイボールをキャッチ。22分にはロヴェッラのミドルもコースが甘くて鈴木がキャッチ。37分にはカステジャーノスがDFラインを抜け出しファーにシュートを決めたがオフサイド。42分にはクロスに鈴木が触ったボールが流れてシュートを浴びるが、DFがライン際でクリアしたボールは鈴木の背中に当たるが何とか守り切る。

前半ロスタイムにPA内でシュートモーションのザッカーニをケイタが後ろから倒したという判定でPK、しかしVARで接触の瞬間にケイタが足を引いたという判断でこれもノーファール。

後半7分、CKからラツィオがヘディングも鈴木が弾き、味方がクリア。すると8分、パルマがまた高い位置でのインターセプトからハジ・モハメッドがダイレクトでファーへ巻いて落とすゴラッソを決めてパルマが追加点。16分には左サイドでザッカーニが抜け出しシュート性のクロスは鈴木がブロック。直後にまた左サイドからのクロスは鈴木が飛び出しシュートを打たせない。

さらにラツィオの猛攻は続き、27分にはチャウナがスルーパスに抜け出し左からシュートも鈴木が左足でブロック。31分にはFKからの折り返しをチャウナがボレー、これも鈴木が右手でファインセーブ。しかし35分、DFライン裏へ出されたボールに、カバーに入ったSBのヴァレーリと飛び出した鈴木が交錯してしまい、こぼれたボールをカステジャーノスに押し込まれ1点差。

そして後半ロスタイムに突入、ラツィオが完全に押し込んだ状態からパルマのカウンター、ハーフラインより上に上がっていたDFラインをシャルパンティエから一発のパスでデル・ブラートがやすやすと抜け出し、GKとの1対1を制して3点目。これで完全に勝負あり。

これでパルマは9連敗中の対ラツィオ戦記録を勝利でストップ、今シーズン3勝目で11位に浮上。残念ながらクリーンシートはならなかったが、鈴木彩艶のシュートストップは確実にチームの勝利に貢献したと言える。ただ、失点場面の連携、コーチングについてはしっかり反省、修正をして欲しいところである。

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