「インドネシアは勝ち点ゼロの中国に痛恨の敗戦」北中米W杯アジア3次予選 グループC 中国-インドネシア

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ここまで3戦全敗、4次予選進出には絶対に勝利が必要な中国は、中盤ダイアモンドの4-4-2という攻撃的な布陣で臨んだ。対するインドネシアは、守備的な5-4-1の形。

それでも試合は序盤からインドネシアがボールを支配、何度か良い形で相手陣内へ攻め込むが、ラストプレイの精度を欠いて得点には至らない。むしろ、中国の人数をかけたカウンターのほうが迫力を見せる前半立ち上がり。

前半21分、中国のFKから頭で返したボールをライン際で戻され、ウイグル族のベイヘラム・アブドゥウェリがボレーで押し込んで中国が先制する。その後は当然インドネシアが押し込む流れになるが、中国は外は捨てて中にブロックを作って攻撃を跳ね返す。

このままハーフタイムと思われた前半44分、中国は右サイドでボールを奪うとアウトサイドのパスを前線に出し、反応して飛び出した張玉寧がゴール左に決めて中国が追加点。前半はそのまま中国が2点をリードして折り返す。

後半はインドネシアが圧倒的にボールを支配、日本のようにサイドの高い位置にボールを集めて崩そうとするが、三笘や久保のようなタレントが不在で個人の打開力が乏しく、なかなか中国の守備を崩せない。35分にはファーからのクロスにフリーでボレーもサイドネット。

ようやく後半41分、インドネシアはスローインのクリアボールを拾ってトム・ハイェがゴールに流し込み1点差に迫る。そこから9分のロスタイムを含めて、中国は自陣に選手を固めて時間稼ぎをしながら守り抜き、2-1で試合終了。これで中国は3次予選初勝利、最下位は変わらずともインドネシアと勝ち点で並ぶ事になった。

インドネシアは前に出てくると守備がおろそかになる傾向にあり、次節ホームでインドネシアが日本に対して攻撃的に出ると、かなり日本にとっては美味しい展開になりそうだが、果たしてどういう展開になるか。その答えは1ヶ月後である。

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