イタリア・セリエAの最終節、ヨーロッパリーグの座がかかっているラツィオは19位で降格が決まっているサッスオーロと対戦。ラツィオのフォーメーションは3-4-2-1で鎌田は右シャドーの位置で先発。
試合はいきなり前半3分に、DFライン裏へ完全に抜け出したヒサイがシュートもサッスオーロGKクラーニョに阻まれる決定機。しかしその後はタイトに守るサッスオーロの前に鎌田がなかなかボールを触れない。18分にようやく右サイドを抜け出すも、折り返しは相手にカットされる。
前半31分、スルーパスに左サイドを抜け出しクロス、これに鎌田が飛び込んで合わせるも、ロマニョーリと重なったせいかわずかに枠外、完全な決定機だったが物にできず。そのまま0-0のスコアレスで前半を終了する。
後半7分にゲンドゥージとフェリペ・アンデルソンが入り、鎌田がボランチの位置に下がる。すると後半16分にゴール正面でFKを得ると、距離はやや長かったがザッカーニが壁の間を通すキックを決めてラツィオが先制する。
20分には鎌田が右サイドを抜け出した選手にスライディング、イエローをもらってしまう。その直後のFKで、ゴール前で競ったボールが裏に抜け、飛び込んだサッスオーロのヴィーティに押し込まれ同点。ここでインモービレとラッザーニが投入される。
終盤はラツィオがボールを支配、40分にはインモービレがDF裏に抜け出しシュートもGKにセーブされる。そのまま4分のロスタイムもスコアは動かず、結局ラツィオはホームでのラストゲームをドローで終了。7位の順位は確保したため、来期のヨーロッパリーグ出場権獲得は決まった。
鎌田はプレイ自体は悪くなかったけど、前半の決定機を決められなかったのと、イエローをもらったファールから失点したので若干イメージが良くなかったかな。鎌田の恩師であるグラスナー監督がいるクリスタル・パレスからオファーが来ているらしいが、果たして鎌田は自身の将来についてどういう選択をするのだろうか。