「カタールが退場してもひたすらクロス、眠れるエースの一撃で延長を制す」U-23アジアカップ 準々決勝 日本-カタール

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わずか3カ国というパリ五輪アジア出場枠を争う上で、絶対に負けられないU-23アジアカップの準々決勝カタール戦。

日本のフォーメーションは4-3-3で、GK小久保、DF大畑、高井、木村、関根、中盤が藤田譲瑠チマ、松木、山本理仁、前線が細谷、佐藤、山田楓喜のベストメンバー。

前半2分に、相手のクリアを拾った山田がそのままファーにミドルを沈めて日本が幸先よく先制する。しかし前半24分に右サイドからのクロスからヘディングを決められ同点。

日本は前半38分に、スローインから松木の折り返しに細谷がフリーになっていたが上手く合わせられず。しかし42分に、細谷の飛び出しに相手GKがPA外に出てファール、これが一発レッドを判定されて日本が数的優位に立つ。ここで日本は松木を下げて藤尾を入れて4-4-2に変更。

しかし後半4分、カタールはFKからジャッセム・ガベルにヘディングを決められ逆転。日本は右サイドを中心に攻撃を強めるが、カタールもおなじみ時間稼ぎで対抗。しかし後半22分に日本はCKで木村がヘディングを決め、ようやく同点に追いつく。

その後も32分にクロスから藤尾がフリーでヘッド、38分にも藤尾がクロスにボレーと決定機。38分に佐藤に代えて平河を投入、ロスタイムには山田に代えて荒木を入れるが、日本は90分で得点を決めきれず試合は延長戦に突入する。

延長戦も、日本はクロスを入れては跳ね返される場面が続いたが、ようやく11分にFKからの縦パスを受けた荒木のスルーパスに細谷が抜け出し、やっとこさの今大会初ゴールで日本が勝ち越す。

延長後半から細谷と山本に代わって内野航太郎と川崎が入る。すると後半7分にCKのこぼれ球を川崎がシュート、GKが弾いたボールに詰めた内野航太郎が押し込み、交代した選手で4点目を決める。日本は最後に半田を入れてそのまま逃げ切り、4-2で試合終了。日本がパリ五輪出場権がかかる準決勝に進出した。

せっかく早い時間帯で数的優位に立ったのに、相変わらずこのチームは大岩監督の指示なのか、バカの一つ覚えのように攻撃は遅攻ふんわりクロスのみ。細谷の決勝ゴールがDFからの縦パスから生まれたように、もっと中を使って崩せば点を取れるチームだと思うのだが・・・まあようやくエースの細谷に得点が生まれたので、ケチャドバの蓋が開いたと前向きに考えておくべきか。

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