現在リーグ8位のラツィオは、今節は12位のジェノアとアウェイで対戦。ジェノアは3-1-4-2のフォーメーションで、ラツィオは3-4-2-1、鎌田はボランチで先発。
試合はホームのジェノアがやや押し気味ながらも、ラツィオは鎌田が献身的に守備をこなす働きを見せて決定機を与えず。27分には鎌田の横パスからフェリペ・アンデルソンがシュートもわずかに枠外。
その後はホームのジェノアがペースを握り、ラツィオは左WBのラッツァーリが怪我で下がるアクシデント。43分にはジェノアがCKでバスケスが完全にフリーでボレーもヒットせず。ロスタイムには鎌田の対応ミスからシュートを打たれるがわずかにポスト右、前半をスコアレスで終了する。
後半早々に、CKからこぼれ球を鎌田がボレーも大きく枠外。10分には右サイドで鎌田がテクニックを見せて折り返すもシュートならず。17分にもハーフカウンターからルイス・アルベルトがシュートもゴールならず。
すると22分、鎌田のニアゾーンへの動きにフェリペ・アンデルソンからピンポイントでスルーパスが通り、折り返しをルイス・アルベルトが押し込んでラツィオが先制する。30分にもカウンターから鎌田がシュートも相手に当たってCK。
終盤はジェノアに押し込まれたが、ラツィオは最後まできっちり守りきって0-1で試合終了。暫定でECL圏内の6位にまで順位を上げた(その後アタランタに抜かれて7位)。
鎌田は決勝アシストを決めたが、プレイの強度としては少し物足りない印象。やはりボランチというよりチャンスメイカーで、今回のアシストもそうだがゴールに近い位置でプレイするほうが持ち味が生きるのは確か。移籍濃厚から残留の目が出てきたようだが、果たして本人はどういう選択をするのだろうか。