「バルサが前半で退場者、PSGの猛攻に耐えきれず逆転」UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝 第2レグ バルセロナ-パリ・サンジェルマン

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PSGホームでの第1戦を2-3とバルセロナがリードして、カンプ・ノウが改修中の仮ホームであるエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われた第2戦。

試合はアグリゲートスコアでビハインドのPSGがボールを支配する流れで始まるが、前半12分にアラウーホのフィードから右サイドを突破したヤマルが折り返し、ハフィーニャが押し込みバルサが先制する。

トータルで2点のビハインドを負ったPSGは、当然さらに前掛かりになるが、バルサは20分にカウンターからレヴァンドフスキが決定的なシュートを放つなど、試合のペースを握って有利な立場にいるように見えた。

ところが29分、PSGのパスカットから飛び出したバルトラをアラウーホが後ろから倒してDOGSOで一発レッド。このまま前半を終えたかったバルサだったが、40分に左からのクロスが流れたボールをデンベレが押し込みPSGが1点を返し、これで勝敗が分からなくなる。

前半ロスタイムにデンベレ、後半に入っても7分にファビアン・ルイスとゴールをかすめるシュートを打たれるなど、バルサはズルズルと自陣に下がるだけでPSGの攻撃を止められない。そして後半9分、CKからフリーになっていたヴィティーニャがミドルを決めて1-2、トータルで同点に追いつく。

ここでバルサのシャビ監督が判定に異議を唱えてレッドカード。さらに14分、カンセロがデンベレをPA内で引っ掛けて倒してしまいPK、これをエムバペがきっちり決めてPSGがとうとう逆転。

当然、バルサは攻勢に出ようとするが、さすがに数的不利ではPSGを押し込むのは難しい。28分にはPAすぐ外正面でレヴァンドフスキがシュートも、ドンナルンマが弾いてゴールならず。40分にはハフィーニャがPA内で抜け出しシュートもファーに流れて決まらない。

逆に44分、PSGがハーフカウンターから連続してシュート、2回はテア・シュテーゲンが止めたが、最後はエムバペが押し込みダメ押しの4点目。これで完全に勝負あり、試合はそのまま1-4でPSGが勝利、アグリゲートスコアでも4-6でPSGが上回って準決勝進出を決めた。

アラウーホが退場するまでは完全にバルサペースの試合だったが、U-23中国とは違って数的不利で守りきれるほどPSGは甘くなかった。バルサの守備は単なるベタ引きになってラインの統率感に乏しく、いかにも守り慣れてない様子でいかにも厳しかった。準決勝ではPSGはドルトムントとの対戦となるが、攻撃的なチーム同士の戦いで楽しみである。

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