リーグで2位に下がったリバプールは、9位のブライトンとホームで対戦。リバプールはいつもの4-3-3で、遠藤はアンカーでスタメン、IHはソボスライとマカリスター、前線はヌニェス、サラー、ルイス・ディアスの3枚。対するブライトンは三笘が怪我で今期絶望、フォーメーションは4-2-3-1で臨む。
試合はいきなり2分に、左サイドをアディングラがドリブルで運び、ソボスライのカットがウェルベックに渡ってゴールを決められる。もちろんその後はリバプールが圧倒的にボールを支配、9分にはサラーが右サイドからシュートを打つも枠を外してしまう。
その後もリバプールは遠藤が3バックのセンターに下がってサイドを攻め立て、サラーにボールを集める攻撃を展開するが、なかなかシュートまで持ち込めない。ようやく27分にCKから浮いたボールをサラーが跳ね返し、そのボールに飛び込んだルイス・ディアスが押し込んで同点。
後半もリバプールがホールを支配する流れは変わらないが、ブライトンも粘り強い守備で失点を許さず、18分にはソボスライが得意のミドルを放つがポストの左へそれる。しかし20分、マカリスターのパスをPA内で受けたサラーが、足元でピタリと止めるトラップからシュートを決めて逆転。
ブライトンも42分にルイス・ディアスのロストから最後はララーナがファン・ダイクの股間を抜くシュートを放つがわずかにポストの右。43分に遠藤がファン・ヘッケを腕で引っ掛けて倒しイエローカード。後半6分のロスタイムもスコアはそのまま動かず2-1で試合終了。
この試合の後で行われた、マンチェスター・シティ対アーセナルの試合がスコアレスドローに終わったために、これでアーセナルが勝ち点65、シティが64に対し、リバプールが勝ち点67で再び首位に立った。
遠藤は、全体が前掛かりになって後ろにスペースが空いたため、足が遅い彼にとっては厳しい対応になる場面が多かったが、大きな破綻なく最後までしっかり走って対応出来ていた。攻撃ではあまり目立たなかったが、今のチームには何より勝利が必要であり、その命題には十分な貢献だったと言える。