「青森山田サッカー、古豪鹿島を蹂躙する」J1第3節 町田ゼルビア-鹿島アントラーズ

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J2から昇格してここまで2戦で1勝1敗と好スタートを切った町田ゼルビア。第3節はホームで鹿島との対戦、町田のフォーメーションは4-4-2、監督は元青森山田の黒田剛が率いる。対する鹿島も4-4-2で、2トップが鈴木とチャヴリッチ。

まず先制したのは町田で、前半13分に日本代表の佐野海舟からボールを奪い、柴戸の縦パスから藤尾が落とし、走り込んだ平河が流し込む。町田は前半21分にバスケス・バイロンがファールを犯して負傷、藤本と交代する。

その後は当然町田が守備的なサッカーを展開、SHがDFラインまで下がる5バック、6バックで徹底的に守り、27分にはボランチの柴戸がイエローカードを受ける。しかし33分に町田はカウンターからオ・セフンがヘディングもゴールならず。

前半42分にも、町田はまた佐野からボールを奪ってカウンターからオ・セフンがシュートもゴール左。45分には鹿島が中盤に降りてボールを受けた鈴木優磨がミドルもゴール左。そして前半を1-0で折り返す。

後半早々、チャヴリッチが左サイドから切り替えしてのクロスがゴールに飛び、町田GK谷がかろうじて掻き出す。15分にもカウンターから藤井が折り返しも何とかクリアと鹿島に連続して良い形。

しかしその後はパスを繋いで組み立てる鹿島に対し、4-4ブロックを固めてカウンターを狙う町田のペースと言える展開。23分にはFKからの折り返しをオ・セフンが叩きつけるヘディングもGK正面の決定機。

後半30分ごろからは、焦りがあるのかむしろ鹿島のほうがDFからの長いボールが増え、ボールが行ったり来たりの試合展開に。後半ロスタイムには鹿島がパワープレイも、町田は最後まで集中力高く守りきり、ホーム野津田での初勝利を飾った。

4-4-2のコンパクトな3ラインディフェンスで素早いプレス、スローインはロングスロー、ボールを奪ったら縦に速いサッカーはまさに青森山田のサッカーそのままで、J1の鹿島を破った黒田監督の手腕は本物。他チームに研究されて夏場を乗り切れるかは課題だが、今期の台風の目になる事は間違いなさそうだ。

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