開幕戦を勝利で飾ったシント・トロイデンは、第2節で渡辺がゲントに移籍して日本人選手が不在となったコルトレイクとアウェイで対戦。コルトレイクのフォーメーションは3-4-1-2で、シント・トロイデンは3-4-2-1。伊藤涼太郎は上がり目のダブルボランチで、シュミット・ダニエルがGKで先発、橋岡、岡崎、山本理仁がベンチスタート。
試合はいきなり伊藤のワンタッチパスから1トップのカヤが抜け出しシュートのチャンス。しかしその後は一進一退の展開でなかなか伊藤も目立てず。16分にはシント・トロイデンの守備を突破され、最後はブルーノがシュートもシント・トロイデンDFゴドーがぎりぎりブロック。直後のウバヨがカットインからシュートもシュミット・ダニエルがセーブする。
その後はシント・トロイデンがボールを保持するも膠着状態が続き、25分にシント・トロイデンの右ウイングステウカースがカットインから強烈なミドルも、コルトレイクGKヴァンデンベルクがファインセーブ。27分にはコルトレイクが連続シュートもDFがブロックする。
28分には一発のパスで抜け出したアヴェナッティが飛び出したシュミット・ダニエルを外してシュートも、ゴールを外れてシント・トロイデンは命拾い。36分に右サイドからクロスにシント・トロイデンのコイタが合わせるもヴァンデンベルクがまたファインセーブ。
43分に、コルトレイクのムバヨがPAライン際で倒され、一度はPKの判定になったがVARでFKに変更。FKはゴールラインを割ってシント・トロイデンはピンチを回避。前半ロスタイムに伊藤が絡んでのカウンターから最後はステウカースがフリーでシュートも相手にカットされる。
後半からシント・トロイデンは右WBに橋岡が入り、いきなりダイレクトのクロスをカヤに送ってチャンスを作る。そして試合が動いたのは後半11分、ポストプレイから伊藤がダイレクトで縦パス、デロージが落としたボールをステウカースが決めてシント・トロイデンが先制する。
その後はコルトレイクが猛攻を仕掛けるが、シント・トロイデンもギリギリ守って耐え忍ぶ。後半26分に伊藤涼太郎がお役御免。後半43分にはコイタのミドルがクロスバーを叩く。そして後半ロスタイムには山本理仁が入り、シント・トロイデンがそのまま守り切って開幕2連勝を飾った。
伊藤は得点につながるキーパスを出して勝利に貢献。相変わらず上がり目のボランチでフラフラ浮いてボールに絡むプレイスタイルだが、だんだんチームに馴染んできた感じ。橋岡は交代後に存在感を見せたので、そろそろ先発復帰が期待される。