「ベルギーデビューの伊藤涼太郎、シント・トロイデンでの初印象は?」ベルギー・プロリーグ第1節 シント・トロイデン-スタンダール・リエージュ

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まだ7月だけれども早速シーズンがスタートしたベルギーリーグ。日本人選手5人が在籍するシント・トロイデンは、スタンダール・リエージュとの開幕戦を迎えた。

シント・トロイデンのフォーメーションは3-4-2-1で、GKのシュミット・ダニエル、ボランチに新加入の伊藤涼太郎、岡崎と橋岡、山本理仁がベンチスタート。対するスタンダール・リエージュは、スイスのグラスホッパーで活躍した川辺がウルブズから完全移籍で加入、この試合は4-3-3のウイングで先発。

試合はホームのシント・トロイデンが良い形で攻撃する場面が序盤から目立ち、前半13分には横パスを受けた伊藤涼太郎がミドルも、ゴール左に外れるベルギーでのファーストシュート。18分にはリエージュがハーフカウンターから川辺のラストパスもシュートまで行けず。

25分にシント・トロイデンはカウンターから左サイドへ飛び出した伊藤にパスも、オフサイドの判定。31分にも伊藤がPA内からクロスもゴールならず。40分には中盤で奪ったボールに川辺が反応して飛び出すもパスが途中でカットされる。

ハーフタイムでメンバーの変更は無かったが、リエージュは左右のウイングを入れ替え、川辺が右に入ってのスタート。後半開始早々はリエージュがボールポゼッションで上回るが、すぐにペースはシント・トロイデンが握り返す。

17分には久々にリエージュが攻め込み川辺がPA内でボールを触るがファールの判定、ここで川辺は交代で下がる。20分には伊藤涼太郎もお役御免。そこからは選手交代の効果かリエージュが攻め込む時間帯が多くなる。そして後半40分にシント・トロイデンは岡崎と山本理仁が投入される。

試合が動いたのは直後の後半11分、右サイドでコイタがボールを受けるとカットインからファーにミドルシュートを決めてシント・トロイデンが先制する。そしてそのまま試合は動かず1-0のまま試合終了。シント・トロイデンは新監督の初陣を勝利で飾った。

ベルギーリーグデビューを飾った伊藤涼太郎は、主にトップ下の位置でフラフラとフリーになり、ボールが来たら正確な技術で止めて繋ぐという役割に終始。初印象としては悪くないが、シント・トロイデンのチーム力を考えると、攻撃ではもっとダイナミックに動いてボールを引き出し、ゴールを決める役割、守備ではコースを切るだけでなく相手に体を当てて自由を奪うようなプレイが求められる。まだまだ一流への道のりは長い。

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