「いきなり本命同士の鍔迫り合い」ツール・ド・フランス2023 第1・第2ステージ

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イニエスタのラストゲームと、U-17アジアカップ決勝があったので出遅れましたが、土曜日から世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスが始まりました。

今年のスタート地点、グランデパールはスペインのバスク地方、アスレチック・ビルバオのホームタウン、ビルバオになりました。そこから第3ステージの途中までは、バスク地方を東へ横切ってフランスへ抜けるルート。

そしてバスク地方と言えば、クラシックレースの「クラシカ・サンセバスティアン」のルートを見ても分かる通り、非常に急峻なアップダウンがこれでもかと連続する過酷な地形でも知られています。

通常のツール・ド・フランスでは、初日はだいたい短い距離のタイムトライアルであるプロローグか、クリテリウムに似た街を一周する平坦ステージがパターンなのですが、今年の第1ステージは合計標高差が3300mにも達する過酷なステージ。

皆体力を温存したいのか、第1ステージはスタートからすぐに5人の逃げが決まり、そのまま波乱なく残り50kmの地点で集団に吸収。2級山岳コート・ド・ヴィヴェロでの上りで、ほとんどのスプリンターは集団から脱落、いきなりサバイバルレースの様相。

しかも残り22km地点でEFエデュケーション・イージーポストのリチャル・カラパスと、モビスターエンリク・マスという、チームのエース格である選手が落車、ともにリタイアという大きなアクシデント。

後半に15%以上の激坂が待ち受ける勝負どころ、3級山岳コート・ド・ピケでUAEがペースアップ、今大会の優勝候補筆頭格であるエースのポガチャルには、ディフェンディング・チャンピオンのヴィンゲゴーがしっかりマーク、最後の上りで早速2人の戦いが繰り広げられるが、もちろん勝負は決まらない。

この件で、UAEのアダム・イェーツに、双子の兄弟であるジェイコ・アルウラーのサイモン・イェーツがアタック、そのままゴールまで逃げが決まり、最後はアダム・イェーツが突き放して兄弟対決を制しました。追走集団ではポガチャルがスプリントを制し、4秒のボーナスタイムを獲得、ライバルのヴィンゲゴーから少しリードを奪った。

第2ステージは、まさにクラシカ・サンセバスティアンのゴール地点へ向かうステージ。3級2つ、4級2つの山岳をこなした最後は、クラシカ・サンセバスティアンでもおなじみの2級山岳ハイスキベルが待ち受けている。

スタートから、第1ステージで山岳賞を獲得したニールソン・パウレス、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン、レミ・カヴァニャの3人が逃げる展開。パウレスは山岳ポイントを地味に、確実に積み重ねていく。そして3人の逃げは残り19kmの地点で集団に吸収。

ハイスキベルへの頂上には1位で8秒のボーナスタイムが設定されているため、昨日に続いてポガチャルがアダム・イェーツのアシストを受けてアタック、ヴィンゲゴーがすかさず追いすがる昨日と全く同じ展開になり、ポガチャルがトップで通過。

下りで集団が追いつき、最後はスプリント勝負になるかと思われたのだが、残り1km地点でフランスのヴィクトル・ラフェが虚を突いたスパート。これに先頭で牽引していたユンボ・ヴィズマの選手が反応できず、ラフェが逃げ切りまさかのステージ優勝。2位のファン・アールトはボトルを叩きつけて悔しがった。3位にはポガチャルがスプリントを制して入り、またボーナスタイムを4秒獲得。これでヴィンゲゴーとの差は17秒に広がった。

第3、第4ステージはようやく平坦ステージが登場。第2ステージまでは鳴りを潜めていたピュアスプリンター連中が活躍する2日間になるだろう。今大会で引退を表明しているマーク・カヴェンディッシュにも注目したい。

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