初戦のウズベキスタン戦をドローで終えた日本は、2戦目で初戦をインドと引き分けたベトナムと対戦。
日本はGK後藤、DF小杉、土屋、本多、柴田、ボランチが中島、山本、2列目が杉浦、望月、佐藤龍之介、1トップが道脇の4-2-3-1、対するベトナムは5-4-1のフォーメーションでスタート。
試合はいきなり前半2分、右サイドで佐藤が切り返しからクロスを上げると、道脇がファーから叩きつけるヘッドをニアに決めて日本が幸先よく先制点をゲットする。その後は4-1-4-1の形に変化したベトナムに対し、日本がボールを持つが相手の献身的な守備に阻まれる展開。
ようやく前半38分にベトナムが日本を押し込むと、直後のカウンターで望月がマークをアンクルブレイクさせてGKと1対1になるが、シュートはGKにぶつけてしまって追加点ならず。そのまま1-0で前半を終了する。
後半からベトナムは3人を交代、日本は杉浦に代えて吉永が入る。試合はベトナムがDFラインを高く上げ、サイドアタックからのクロスが合えばというシーンを何度か作られる。日本は中盤での主導権を握られDFラインは低いまま、攻撃に転じる事も難しい。
しかし後半14分、日本は右サイドでボールを持った柴田がドリブルからマイナスの折返し、中に飛び込んだ望月が合わせてようやく追加点。さらに後半21分、佐藤が右サイドを抜け出し中へ切れ込んでシュート、これがゴール左ギリギリに決まって3点目。
そこからは中盤にスペースが生まれてオープンな展開。後半28分にはミスパスからゴールポストに当たるシュートを打たれて冷や汗。しかし直後にスルーパスを受けた高岡がドリブル、これはPA内で止められたがフォローしていた山口がシュート、GKが弾いたところを望月が詰めて4点目。
その後は度々ベトナムに押し込まれるが、何とか守り切って4-0で試合終了。裏のウズベキスタン対インドの試合は1-0で終了したため、日本が得失点差で首位に浮上した。
結果は大勝だけど、ベトナムの拙攻に助けられた面が大きく、試合内容は相変わらず狭いスペースでワチャワチャするサッカーで、戦術的な意図というかこれといった形が無い、個人頼みの攻撃に終止している印象。W杯出場権がかかるベスト8は、サウジかオーストラリアになる可能性が高く、このままでは不安が大きい。インドも決して弱くはなさそうなので、気を引き締めて首位を守って欲しいところ。