「史上初のマンチェスター・ダービーの決勝はシティの貫禄勝ち」イングランド FAカップ決勝 マンチェスター・シティ-マンチェスター・ユナイテッド

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既にプレミアリーグ優勝を決め、チャンピオンズリーグも決勝に残って3冠に王手がかかっているマンチェスター・シティと、カラバオカップに優勝したマンチェスター・ユナイテッドのダービーとなったFAカップ決勝。

シティは3-2-4-1の可変フォーメーションで、1トップがハーランド、2列目がグリーリッシュ、ギュンドアン、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバが並ぶ形。マンUは4-2-3-1の形で、1トップがラッシュフォード、2列目がサンチョ、エリクセン、ブルーノ・フェルナンデスという先発。

試合はいきなり開始13秒で、GKからのロングボールをハーランドが落とし、デ・ブライネが繋いだボールをギュンドアンがボレー、これが決まってシティが先制する。さらに4分にはデ・ブライネのFKからニアでロドリが合わせるも、わずかにゴール右に外れる。

その後はマンUが前に出て来るのだが、シティは相手ボールになった瞬間のポジショニングが絶妙で、パスをことごとく寸断してシュートチャンスを作らせない。シティはやや受け身になっている分、ハーランドやデ・ブライネがポストプレイでキープして時間を作っている。

そこまでチャンスが無かったマンUだったが、前半30分にワンビサカへのサイドチェンジに競ったグリーリッシュが上げた手にボールが当たり、VARでPKの判定。これをブルーノ・フェルナンデスがGKの逆を突いてマンUが同点に追いつく。

その後はマンUが引いた状態になってシティが圧倒的にボールを支配。サイドで基点を作ってニアゾーンに選手が走り込む形でチャンスを量産するが、得点だけが決まらない。マンUも43分にCKが抜けたボールをヴァランがシュートも枠に行かず、少ないチャンスをモノにできない。

後半開始直後、マンUはサンチョが細かいドリブルでPA内に切れ込むが、シティは何とか戻ってシュート前にクリアする。逆に後半6分、シティはデ・ブライネがマイナスのFKからギュンドアンがボレーシュート、これがデ・ヘアの右手に当たってゴールが決まり、ギュンドアンのドッピエッタでシティがリードする。

マンUがそこから反撃。という流れにはならず、相変わらずシティがボールを支配する展開。17分にはデ・ブライネがシュートもデ・ヘアが体に当てて何とか失点を免れる。23分にマンUはラッシュフォードが正面からミドルシュートを狙うがバーの上。

26分にグリーリッシュの折返しにハーランドがシュート、デ・ヘアがセーブしたボールをギュンドアンが押し込んだかに見えたがオフサイド。直後、マンUはガルナチョが決定的なシュートもゴール右に外してしまう。

マンUは何度かガルナチョが前線でボールを持つ機会はあったものの、決定機を作るまでには行かず。後半ロスタイム2分に、FKがファーに流れたところをマクトミネイが足に当て、こぼれ球をヴァランが押し込むがバーに当たり、それをまたマクトミネイがヘディングというビッグチャンスはあったが、最後までゴールは決まらず2-1で試合終了。シティが2冠目となるFAカップ優勝を決めた。

まあ正直なところ、チーム力には点差以上の力量差があったなという感じ。ただパスを繋ぐだけじゃなくて、先制点のようにロングボールやポストプレイ中心の攻撃にも切り替えられる柔軟性もあり、現在のシティには全く隙が無い。CL決勝は来週の日曜だが、果たしてどんなサッカーで1年を締めくくるのだろうか。

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