「ヴィニシウス、デ・ブライネがゴラッソの共演、ハーランドは沈黙」UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝第1レグ レアル・マドリー-マンチェスター・シティ

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ディフェンディングチャンピオンのレアル・マドリーと、世界最強プレミアリーグで首位に立つマンチェスター・シティという、誰もが事実上の決勝戦とみなす注目の準決勝。

第1戦をホームで戦うレアルは、ベンゼマ、ヴィニシウス、ロドリゴの3トップに、中盤がモドリッチ、バルベルデ、クロースのベストメンバー。対するシティは守備時は4-4-2で、攻撃時にはハーランドの1トップに、グリーリッシュとベルナルド・シウバがワイドに開く4-3-3のような形。

試合はアウェイながらシティがボールを保持する展開。レアルのヴィニシウスに対してはカイル・ウォーカー、シティのハーランドに対してはリュディガーと、両チームの攻撃のキーマンについてはどちらもマンマークで封じ込める狙いが見える。

前半8分に、ベルナルド・シウバからの折り返しをデ・ブライネが強烈なミドルでまずはシティがご挨拶。15分頃にはハーランドが足、頭と立て続けにシュートもクルトワがしっかりセーブ。

25分ごろからようやくレアルがボールを持てる時間が生まれ始める。すると前半36分、自陣でカマヴィンガがワンツーから長いドリブルでヴィニシウスにパス、これを右足で強烈なゴラッソを決めてレアルがワンチャンスで先制点を決める。

後半はシティがポゼッションでやや上回るが一進一退の展開。シティはアウェイでの第1戦とあってかまだそれほどハイプレスを仕掛けず、レアルはヴィニシウス、ロドリゴのドリブル前進力を軸にして攻撃を組み立てる。

すると後半22分、シティはロドリのインターセプトからグリーリッシュが繋ぎ、ギュンドアンが落としたボールをデ・ブライネが地を這うようなミドル、さしものクルトワも為す術もなくゴール左に決まり、シティが同点に追いつく。

レアルは後半33分にクロースのFKからベンゼマがファーでヘッドもシティGKエデルソンがかろうじて防ぐ。41分にはPAからすぐ外でモドリッチがFKも相手がクリア。45分にはチュアメニが強烈なミドルもエデルソンが片手で防ぐ。

ホームでの第2レグを残すシティはその後も無理には攻めに行かず、そのままロスタイム3分も試合は動かず1-1のドローで終了。非常にハイレベルながらも両チームともに余力を残した戦いという、いかにも横綱同士のハイレベルな試合だった。

第2戦はどちらも本気を出す番。ホームのシティが若干有利かと思われるが、この試合のようにハーランドが抑え込まれると苦しい。プレミアのシーズン最多得点記録を塗り替えてさらに伸ばしている、彼の出来が試合のポイントになる事は間違い無さそうだ。

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