「三笘はワンビサカに雪辱も、決定機はデ・ヘアの顔面ブロックに阻まれる」イングランド・プレミアリーグ第28節 ブライトン-マンチェスター・ユナイテッド

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FAカップの準々決勝で同じカードの対戦があったために順延されていた28節がミッドウィークに開催。

現在リーグ8位のブライトンは、フォーメーションはいつもの4-2-3-1だが、何とカイセドがラッシュフォード対策のために右SBに入り、ボランチはマカリスターとギルモア、1トップがウェルベック、2列目が三笘、エンシソ、ブオアノッテという並び。対するマンUは4-3-3で、3トップがマルシャル、ラッシュフォード、アントニー、三笘と対峙する右SBにはまたワンビサカが入った。

試合はまず2分にマンUが高い位置でボールを奪ってスルーパスからアントニーがシュートもわずかにポスト右のいきなり決定機。ブライトンも、4分に三笘が左サイドでパスカット、そのまま持ち込んでシュートも、迷いがあったのかGKデ・ヘアの顔面に当たってゴールならず。

前半13分にも三笘が左でパスを受けて相手4人に囲まれながらもカットインからシュートまで行くが右に外れる。16分にはワンビサカとの1on1で最後はえぐってクロスを試みるもワンビサカにカットされる。18分にはロングボールのクリアを拾ってPA中に入り込むが、ワンビサカと交錯して倒れるもノーファール。

そこから試合は膠着状態に入るが、38分にワンビサカを引き連れて左サイドをドリブル、縦に行くと見せかけて中へパス、しかし誰も詰めて無くて右へ流れてしまう。39分にはルーク・ショーの縦パスからマルシャルが抜け出しシュートもブライトンGKスティールが止める。

後半開始直後、三笘が左サイドでキープ、2人がカバーに来たところを中へ通そうとして相手に当たる。13分に中盤でのパスカットから三笘がボールを拾い、ドリブルからアウトサイドで折り返すも、蹴りそこねてデ・ヘアがキャッチ。直後に同じような形で三笘からウェルベックに折り返すもシュートは決まらず。

22分にも、三笘が左サイドから切れ込んだところをワンビサカが手を出して倒したように見えたがこれもノーファール。26分に相手のパスが流れたところを三笘がパスカットも、すぐにカゼミロがカバーする。

そしてそのままドローで終わるかと思われた後半ロスタイム、ブライトンのCKでルーク・ショーがハンドをしたとVARの判定でPK。マカリスターがゴール左に蹴り込みブライトンが劇的な勝ち越し、そして試合終了。

FAカップではワンビサカの速い寄せに苦しんだ三笘だったが、この試合では不思議とワンビサカが飛び込んで来なくて、比較的カットインから中へ攻め込むシーンを作れていた。が、そこからのプレイに判断の迷いが見えて前半戦のような思い切りが無くなっている。何とかこの壁を打ち破って欲しいところだ。

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