「鎌田が汚名返上の股抜きゴール、ポカール決勝へと進出」DFBポカール 準決勝 シュツットガルト-フランクフルト

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ミッドウィークに行われたポカールの準決勝。リーグでは15位と残留争いを強いられているシュツットガルトと、5年ぶりの優勝と欧州戦の出場権獲得を目指すフランクフルトとの対戦。

ホームのシュツットガルトは3-4-2-1のフォーメーションで、伊藤が復帰して3バックの左に入り、遠藤がダブルボランチでスタメン。フランクフルトも同じ形で、長谷部がCBのセンター、1トップがコロ・ムアニ、シャドーがゲッツェと鎌田という並び。

試合はポジションがマッチアップしているせいもあり、非常にどちらも慎重な立ち上がりになったが、5分までにフランクフルトはゲッツェとマヴロパノスの2人がイエローをもらってしまう。それもあってか、ホームのシュツットガルトがボール保持率で上回る展開。

試合が動いたのは前半19分。右サイドでヴァグノマンが飛び出し、マイナスの折り返しをティアゴ・トマスがニアポストをかすめるシュートを決めてホームのシュツットガルトが先制する。直後にも遠藤のパスカットからカウンター、今度はティアゴ・トマスはクロスを選びカットされる。

40分を過ぎるとフランクフルトがボールを持つ流れになり、前半43分にエビンベが頭で折り返したボールを鎌田が右足でダイレクトシュート、これはコースが甘くてフランクフルトGKトラップにキャッチされる。45分にカウンターから伊藤が飛び出すが中途半端なクロスでチャンスをフイにする。

前半ロスタイムには、カットインしたヴァグノマンに長谷部のカバーが抜かれ、シュートはトラップが弾いたが、ティアゴ・トマスが押し込んだシュートはわずかに右へ外れてシュツットガルトは追加点ならず。

後半開始早々、鎌田が左からゲッツェのパスにダイレクトシュートも大きく右に外す決定機。次に試合が動いたのは後半6分、レンツのクロスをコロ・ムアニが折り返し、エンディカがダイレクトで決めてフランクフルトが同点に追いつく。さらに4分後、鎌田がマークを外してドリブルからカットイン、カバーに入ったカラゾルの股を抜くシュートを決めて追加点。

そこからはフランクフルトにペースを握られたシュツットガルトは、クリバリ、ミローと選手を投入してリズムを変えにかかるが、戦況は動かせず試合は膠着状態に、シュツットガルトは28分にCKから遠藤がヘッドもゴール正面。

すると後半30分、フランクフルトはカウンターから鎌田がドリブル、ラストパスをコロ・ムアニに送ったところで、シュツットガルトGKブレッドロウが飛び込んで足を引っ掛けてしまいPK、これをコロ・ムアニが決めて3点目。

ここでシュツットガルトが遠藤を下げてフューリッヒを投入。すると後半42分にミローとギラシの縦ワンツーからミローがダイレクトで決めてシュツットガルトが1点差に迫る。しかし後半41分にソサが2枚目のイエローで退場、これで完全に決まったかに見えた。

しかし後半ロスタイム5分にシュツットガルトがCKを得ると、流れたボールを伊藤がシュートした場面でハンドがあったように見えたがVARでノーファールの判定。そしてそのまま2-3で試合終了、フランクフルトがライプツィヒとの決勝へと進出した。

鎌田はW杯後は調子がパッとせず、この試合もそれまでチャンスを潰していただけに、汚名返上の一発。移籍前の手土産としてポカール優勝を勝ち取りたいところだろう。遠藤はめちゃくちゃ奮闘していたが、伊藤はやや受け身の姿勢が目立った。まあシュツットガルトはあくまで残留がメインなので切り替えだね。

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