最近の5試合でわずか1勝と調子が上がらないレアル・ソシエダは、今節は久保の古巣であるヘタフェとホームで対戦。
ソシエダのフォーメーションは中盤ダイアモンドの4-4-2で、オヤルサバルと久保の2トップにシルバがトップ下に入る形。対するヘタフェは5-4-1の並び。
試合はホームのソシエダが圧倒的にボールを支配するが、ヘタフェは5-4の分厚いゾーンを作ってシュートを打たせてもらえない。30分にようやくダビド・シルバから久保にパスが渡り、浮かせたシュートは相手GKダビド・ソリアにキャッチされる。
前半40分、久保のクロスにオヤルサバルが相手DFと競り合った場面がVARの対象となり、PKの判定。これをオヤルサバル自身が蹴ったがダビド・ソリアに止められノーゴール。しかし前半ロスタイムにダビド・シルバのスルーパスにブライス・メンデスがシュート、こぼれ球をオヤルサバルが押し込んでソシエダが先制する。
後半7分には、右に開いた久保にブライス・メンデスからのパスが通ってシュートも、アウトにかかってファーへ外れる。15分にはセンターサークルからシルバがロングシュートを狙うがダビド・ソリアがキャッチ。しかし直後の16分に、左サイドに抜け出したメリーノの折り返しを久保が押し込んでソシエダが追加点。
後半20分になって久保とオヤルサバルが下がり、セルロートとバレネチェアが入る。と、とたんにボールをポゼッション出来なくなって2本立て続けにシュートを浴びるが何とかGKレミロがセーブして難を逃れる。39分にはダビド・シルバとブライス・メンデスが下がってチョーとエルストンドが入り完全な逃げ切り体勢。
そこからはヘタフェもほぼ試合を諦めたのかソシエダが試合をコントロール、セルロートやチョーにシュートのチャンスはあったが追加点は決められず、2-0のまま試合終了。ソシエダは久々の快勝で4位をキープした。
久保は乾の記録を上回るリーガ・エスパニョーラのシーズン6ゴール目をマークしてMOMにも選出。前半はあまりボールが回ってこなかったが、それでもしっかり点に絡む仕事が出来たのは良かった。メリーノがようやく復調、オヤルサバルにも得点が生まれ、あとはセルロートが続けばもっとスコアポイントが稼げそうだ。