現在リーグで6試合勝利がなく17位の降格圏に沈んでいるシュツットガルトは、ホームで11位のケルンと対戦。シュツットガルトのフォーメーションは4-3-3で、伊藤が左CB、原口と遠藤が両インサイドハーフで日本人3人が先発。対するケルンは4-2-3-1の形。
いかにもラッバディア監督のチームらしく、シュツットガルトは最初から中盤が間延びした状態で、アウェイながらケルンのほうが中盤を支配する流れ。しかし前半10分、右サイドに流れた遠藤が絡んだ攻撃で、原口がPA内でディアスからの縦パスを落とし、それをディアスがダイレクトでゴラッソを決めてシュツットガルトが先制する。
その後は膠着状態が続くものの、26分に原口のスライディングタックルで奪ったボールをからカトンパ・ムブンパがシュートもわずかに枠外。30分にはケルンがPA内からシュートもシュツットガルトGKブレッドロウが弾く。43分にはPA右で原口がボールを受けてクロスの際に倒されたがノーファール。
後半も試合はケルンのペース。6分にはマヴロパノスがPA前でイエローのファール、直後にシュツットガルトはカウンターから折り返しを原口がシュートも、やや苦しい態勢で上手くヒットせず。10分にはトラップで相手を交わしてPA内から遠藤がシュートもわずかに右へ外してしまう。
13分には右からのスルーパスに飛び出した遠藤が倒されイエロー&FK。これをソサが見事に直接FKをニアへ叩き込んでシュツットガルトが追加点。ケルンも反撃、23分に浮き球のシュートもブレッドロウが何とか片手で弾く。すると28分に遠藤のスルーパスにクリバリが飛び出し、シュートがDFをかすめてコースが変わり、シュツットガルトが3点目。チームはそのまま3-0で勝利、実に公式戦12試合ぶりのクリーンシートで14位へと一気に浮上した。
原口と遠藤はともに1アシストを記録。前半は原口が走り回って相手ゴール前をかき回し、前半は後ろで大人しかった遠藤が後半にアクセル全開と、2人の運動量自慢なインサイドハーフが繰り出すジェットストリームアタックは、相手にとって脅威以外の何物でもない(笑)。これからのシュツットガルトが楽しみになって来たね。