「クレイジージョブ? 代表監督は幸せな仕事」森保一が語った“続投”決定前の本音「批判は気にならないし、逃げ出したいと思ったこともない」(飯尾篤史)#サッカー日本代表 #jfa #daihyo #森保一 #FIFAWorldCup #Qatar2022 https://t.co/tXmRbz0H4v
— Number編集部 (@numberweb) January 1, 2023
正月に、この記事についてブログで論評をお願いしますとの依頼を受けていたのですが、今まで伸び伸びにしておりまして申し訳ありません。
なぜ今まで放置していたかというと、これを見ても何の具体的な問題点も見いだせないというか、そもそも論評するに値しないほど全てにおいて森保監督の話が「ぼんやりしていて」「ピントがずれている」からなんですよね。
冒頭のPK戦の話にしても、森保監督は順番を決めていたら選手に責任を負わせなくて済んだ、みたいな事を語ってますが、高校サッカー選手権を見てもそういう問題じゃないのは明白ですよね。この選手はPKをこっちに蹴る確率が何%で、このGKはこっちに山を貼りがちとか、ステップから飛ぶ方向のクセとか、そういうミクロの部分をどれだけ突き詰められるかが勝敗を分けるポイントのはずです。
戦術でも、プレイの優先順位を付けるとかは初期段階の話であって、3バックに変更した時には指示はコーチ陣に丸投げ、あとは3バックをチームでやっている選手に任せるなど、結果的にプラスのサプライズにはなりましたけどぶっちゃけバクチですよね。決して事前に、周到に準備されていた手段ではない。
「選手の自主性を尊重する」というお題目はキレイですが、要するに勝負にこだわってディテールを突き詰める意思が全く無いって事ですよね。でも、それでベスト8以上へ行けるのはブラジルやクロアチア、フランスのレベルですよ。日本が本当にベスト8以上に行こうと思ったら、もっともっと勝つことにこだわった監督、戦術、戦略を取らなければならない。
結局、以前にも言及した事があったかと思いますが、日本にとってW杯とは全てを犠牲にして結果を追い求める場所ではなく、選手が伸び伸びとクラブの制約や言葉、メンタリティの問題から解き放たれて、仲間内でやりたいようにサッカーをやる自己実現の場、「お遊戯発表会」にしか過ぎないんですよ。
つまりジャパンズウェイとは、スポンサーや自分たちがファーストでサポーターは二の次。そりゃ代表人気が盛り上がらず、昔からの代表サポーターが離れるのも当たり前ですわな。そういう思いを改めて再確認させられる記事でした。