「世界との現実の前にもがく上田綺世」ベルギー・プロリーグ第18節 メヘレン-セルクル・ブルージュ

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ベルギーは12月23日からリーグ戦が再開、早速上田綺世がスタメンで出場している。そのメヘレン対セルクル・ブルージュは、メヘレンが4-2-3-1のフォーメーションで、セルクル・ブルージュはデンケイと上田綺世の2トップに、ホディッチがトップ下に入った3-4-1-2の形。

セルクル・ブルージュはいきなり前半3分、ハーフラインでボールを奪ってのショートカウンターで、デンケイがスルーパスにするっと抜け出し、右サイドからファーにコントロールされたシュートを決めて先制する。

5分、上田がカウンターから単独のドリブルで突破を図るが、途中で干渉されてボールを奪われる。20分にもPAライン際でパスを受け、トラップでPA内へ強引に入るこもうとするも、相手に倒されノーファール。直後にはデンケイがCKからヘッドもライン際でクリアされる。26分にもCKから上田がファーから飛び込んでヘッドも枠外。

30分ごろからはメヘレンが、ボランチの1人が下がってアンカーのようになり、上田とデンケイの間でボールを受けてビルドアップする形が機能し、サイドの高い位置へ展開する形が機能する。

33分には左サイドを破られてシュート性のクロスがバーに当たる決定機。セルクル・ブルージュは前線の3人にコンビネーションが無く、そこでボールを奪われて3バックの横を使われる形が増える。

前半ロスタイムにセルクル・ブルージュはカウンター、デンケイからのスルーパスに上田が抜け出し、シュートはGKに阻まれたがホディッチが蹴り込み追加点、に見えたがVARでボールを奪った瞬間の場面がファールとみなされノーゴール。

両チーム選手交代が無く始まった後半3分、ヴァンハウテからPA内で絶好のパスをもらった上田がシュートも、枠に飛ばすことが出来ない。後半の序盤はセルクル・ブルージュが高い位置からのプレスでボールを奪い、攻勢を強める流れ。

ところが後半7分に、セルクル・ブルージュの左WBデマンが相手の足を踏みつけてしまい、2枚目のイエローで退場、そこからは10人になってしまう。こで上田は4-4-1の左SHにポジションを移す。さらに選手を交代してフォーメーションは5-2-1-1のような形で上田がトップ下に入る。

17分には右サイドのデンケイから上田にパスが渡るが、トラップが流れて相手ボールに。21分には上田が下がってケーラーが入る。しかし後半26分にCKの場面でショートコーナーからボールを受けたストロムがグラウンダーでファーに決めるシュートで同点に追いつく。

その後も1人多いメヘレンが終始ボールを支配するも、セルクル・ブルージュは全員がしぶとく守って失点を許さず、そのまま1-1のドローで試合終了。アウェイでの勝ち点ゲットという結果は、セルクル・ブルージュにとっては悪くない結果だった。

ただ、上田についてはW杯で思うような活躍が出来ず、世界トップクラスとの現実を突きつけられたせいか、らしくない強引なプレイが多くてことごとく失敗、空回りに終わるプレイが多かった。もがく事も必要だけど、焦らず一歩一歩積み重ねて行くしかないね。

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