「メッシが悲願のマラドーナ超え、アルゼンチンがPK戦で優勝を決める」カタールW杯決勝 アルゼンチン-フランス

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アルゼンチンのフォーメーションは4-3-3で、左のウイングにディ・マリアが先発復帰、メッシは右ウイングに入ってアルバレスが1トップに入る形。フランスは4-3-3で、ジルーの1トップにエムバペ、デンベレ、インサイドハーフにグリーズマンというベストメンバー。

試合はアルゼンチンがボールポゼッションで優位な流れで始まる、17分にはバイタルでボールを持ったメッシのパスから折り返しをディ・マリアが右足でシュートも大きく外れる。19分にはフランスがテオ・エルナンデスの突破からFKを得て、ジルーがヘッドも枠には行かず。

そんな静かな立ち上がりだったが、前半21分に左サイドでボールを受けたディ・マリアがドリブル、これをデンベレが倒してしまいPKの判定、キッカーのメッシがフランスGKロリスの逆を突いてアルゼンチンが先制する。さらに35分、メッシを基点にしたカウンターから最後はディ・マリアが決めてアルゼンチンが追加点。

ここでフランスはまさかのジルーとデンベレを下げてコロ・ムアニとテュラムを入れてエムバペをの1トップに変更するが、アルゼンチンのしぶとい守備は打ち破れず2-0で前半を終了する。

後半もアルゼンチンはフランスの選手をPA内に入れない守備が機能、むしろ15分にアルバレス、16分にはメッシがシュートとアルゼンチンに決定機が生まれる。20分にはアルゼンチンがディ・マリアにかわってアクーニャが入って4-4-2のフォーメーションに変更する。

25分ごろから、フランスがまた左サイドにエムバペを移して、グリーズマンに代えてコマン右ウイングに投入、4-4-2の形にしてサイド攻撃を強化する。すると後半34分、一本のパスに抜け出したコロ・ムアニをオタメンディが倒してPK、エムバペのキックはアルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネスがコースを読んでいたが手を弾いてゴールイン。

さらに2分後、高い位置でコマンがボールを奪い、コロ・ムアニとのワンツーからエムバペがゴールを決めて同点に追いつく。ロスタイムにはメッシにシュートのチャンスはあったがフランスGKロリスが上にきっちり弾く。

延長戦もフランスがボールを保持する流れで始まるが、前半15分にメッシのパスからラウタロがシュートもウパメカノが必死のスライディングで防ぐ。すると後半4分、メッシが走った裏に入ったラウタロにパスが通り、メッシが繋いでエンソがラウタロにスルーパス、ラウタロのシュートはロリスが防いだが、こぼれ球をメッシがシュート、クンデがクリアするもゴールラインを割っていてアルゼンチンが勝ち越し。

しかしここで勝負は終わらず、後半11分にCKからブロックに入ったモンティエルのひじにシュートが当たってフランスにPK、エムバペのキックが決まってフランスがまた同点。その後はどちらにも決定機はあったが得点は決まらず試合はPK戦に突入。

PK戦ではまずエムバペ、メッシが最初に決める。2人目はコマンがセーブされ、ディバラはど真ん中に決める。3人目、フランスはチュアメニが枠外、パレデスはロリスが手に当てながらゴール。4人目はコロ・ムアニが真ん中、アルゼンチンもモンティエルが決めてアルゼンチンが優勝を決めた。

メッシは大会MVPも受賞、ようやく悲願だったマラドーナ超えを果たす事になった。それ以上に、メッシを必死で支える10人のチームメイトの奮闘が素晴らしい、優勝にふさわしいチームだったと言える。おめでとう、アルゼンチン!

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