「日本が対戦したチーム、これから対戦するチーム」カタールW杯グループF クロアチア-ベルギー

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モロッコとクロアチアが勝ち点4、ベルギーが勝ち点3で迎えたグループFの最終戦。ベルギーはクロアチアに勝利しないとグループリーグ敗退が濃厚な条件。

クロアチアは4-3-3のフォーメーションで、3トップがリバや、ペリシッチ、クラマリッチ、中盤がコバチッチ、ブロゾビッチ、モドリッチという並び。対するベルギーは4-3-3で、3トップがメルテンス、カラスコ、トロサール、アンカーがヴィツェル、インサイドハーフにデ・ブルイネ、エデン・アザールはベンチスタート。

クロアチアはいきなりモドリッチの芸術的なダイレクトパスからペリシッチのシュートがゴールポストをかすめるチャンス。その後はベルギーのほうがややポゼッションで優勢、12分にはメルテンスのクロスにカラスコがシュートもGKに当たる。13分にはカウンターからデ・ブルイネのスルーパスが通り、メルテンスがフリーでシュートも枠外の決定機。

前半15分、FKからの混戦でカラスコがボールをクリアしようとしてクラマリッチの足を蹴ってしまいPKの判定、しかしFKの時点でクラマリッチがオフサイドだったというVARの判定でPKは無し。その後はベルギーがペースを握るが、クロアチアはデ・ブルイネをしっかりケアして仕事をさせない狙いが徹底されている。

前半ロスタイムにクロアチアは右サイドからのクロスにペリシッチがフリーで飛び込み、こぼれ球からのクロスをユラノビッチがダイレクトでシュートも枠には飛ばず。そのままスコアレスで前半を終了する。

後半からベルギーは1トップのメルテンスに代えてルカクを投入。これでクロアチアのDFラインが下がり、ベルギーは連続攻撃からルカクがファーでヘッドもクロアチアGKリヴァコビッチがキャッチ。5分にはクロアチアがPA内でボールを受けたコヴァチッチがシュートもクルトワがセーブ。8分にもリヴァヤのポストからブロゾビッチがシュートもクルトワが弾く。

ベルギーは後半15分に、デ・ブルイネのスルーパスにカラスコが飛び出し、シュートをリヴァコビッチが弾いたところをルカクが詰めたがゴールポスト。さらに17分、ベルギーが深い位置からの折り返しをルカクがヘッドもバーの上。23分には左からの折り返しをモドリッチがシュートもクルトワがセーブ。

勝利が必要なベルギーは、ある程度前がかりにはなるのだが、クロアチアのカウンターを恐れて4バックはあまりバランスを崩さない中途半端な姿勢。後半42分にベルギーはゴール前で浮いたボールをムニエが折り返し、ルカクが反応するがボールは枠外。

後半43分にベルギーはムニエに代えてエデン・アザールを投入、45分にはトルガン・アザールのクロスにルカクが胸で合わせるがリヴァコビッチが抱え込んでセーブ、ベルギーは最大の決定機をものにできない。

ロスタイムにはベルギーが左からのクロスを何とかクリア、そこにルカクが反応するがギリギリでグヴァルディオルがクリアする。そしてそのまま試合はスコアレスドローで終了、ベルギーはグループリーグでの敗退が決まった。

4年前のロシアW杯で日本がベスト16で敗れたベルギーは、デ・ブルイネが1人気を吐いたが、他の選手に覇気がなく疲労困憊に見えた。ルカクの調子が戻らず、1トップがメルテンスではいかにも厳しい。4年前から大きくメンバーが代わっておらず、世代交代に失敗した結果だろう。

そして次のベスト16で日本が対戦するクロアチアは、マンジュキッチが引退したために点取り屋は不在。ただGKリヴァコヴィッチを中心とした守備は堅く、モドリッチの展開パスからのカウンターが得意な日本が苦手なタイプのチーム。さてベスト16はどういう結果になるだろうか。

 

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