「どうせバラバラなんだから徹底的なカオスへ」カタールW杯 スペイン戦展望

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さて今晩の深夜に行われる、グループリーグ最終戦のスペイン戦。まずは勝ち抜け条件をおさらいしておきましょう。

一応、日本が引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性はありますが、ドイツがコスタリカ相手に2点差以上で勝つ可能性はかなり高く、日本はスペイン相手に勝利する事が求められます。ただ、スペインもグループEを首位で突破した場合、ベスト8でブラジルと当たる可能性が高く、2位になるとベスト16でクロアチアかモロッコ、ベスト8でポルトガルと楽な山に入るので、優勝を狙うには悩ましいところ。

とは言え、2戦目で舐めプして足元をすくわれた日本とは違って、スペインのルイス・エンリケ監督は短期決戦でのモメンタムの重要性を理解されているようで、日本戦でも不用意なターンオーバーはしないと明言されています。日本相手に三味線を引いても恥なだけなので、おそらくベストに近いメンバーとなるでしょう。

日本の先発は、酒井と遠藤がダメっぽいので、予想としてはこんなところ。

GK:権田
DF:山根、吉田、冨安、長友
CH:守田、田中碧
MF:伊東、鎌田、久保
FW:前田

個人的には、吉田をセンターに入れた3バックで、田中碧の場所に鎌田を入れた3-4-2-1を推すのですが、”選手がフォーメーションを選ぶ”以上はスタートは4バックかなと。

当然ながらスペイン攻略としては、パスワークの核であるブスケツを潰す事がまず第一。そこは前田と鎌田のサンドイッチで何とかするにしても、アンス・ファティ、ダニ・オルモはスピードがあるので、ここも止めないといけないですが、酒井ならともかく山根と長友でどうにかなるとは思えないですなあ・・・特にアンス・ファティにはチンチンにやられそう(苦笑)。

とにかく、日本がスペインに勝利するには理詰めの内容ではまず勝てません。何かが取り憑いたようなラッキーなゴールが決まってスペインの焦りを引き出し、ドイツ戦後半のようなカオスな状況に引きずり込むしかないでしょう。初戦で使い切ったかに見えた運が、再び日本に降臨してくださる事を期待するしかありませんな。

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