「”欧州No.1FW”を例によって完璧に抑え込んだ冨安」UEFAヨーロッパリーグ グループA アーセナル-PSV

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9月4日にエリザベス女王が逝去されたために延期になっていた、ヨーロッパリーグ第2節のアーセナル対PSVの試合がミッドウィークに開催。アーセナルがこの試合で引き分け以上ならグループステージ突破が決まる試合。

アーセナルのフォーメーションは4-2-3-1で、ウーデゴール、マルティネッリ、トーマス、ホワイトがターンオーバーでベンチスタート、代わりにヴィエイラ、エンケティア、サンビ・ロコンガ、右SBで冨安が先発に入る。PSVも同じ4-2-3-1、左ウイングは現在公式戦で13G11Aと欧州で最もスコアポイントを稼いでいるガクポが入り、冨安とマッチアップする。

試合はアーセナルがボールは保持するが、PSVは4-4-2の3ラインをコンパクトに保って守り、アーセナルはロングボールやサイドから基点を作ってチャンスを伺う展開。11分にはバックスピンをかけたロングパスからサカがクロス、こぼれ球をティアニーがシュートも枠外。その直後にはジェズスの落としからジャカがシュートも右へ外れる。

PSVも17分にはガクポとマックスのコンビネーションに冨安が遅れるが、クロスは中でカットされる。26分にはチャビ・シモンズがセンターから単独ドリブル、ミドルシュートを放つが枠を捉えられない。

30分には冨安のオーバーラップからクロス、直後にはヴィエイラからのアーリークロスにジェズスがダイレクトで合わせるが完全にはヒットせず。41分にはジャカがPAすぐ外で倒され、ヴィエイラの直接FKはサイドネットと、その後もアーセナルが攻め立てるがスコアレスで前半を折り返す。

後半も前半同様に慎重な入りを見せたが、6分にサカのパスからジェズスがダブルタッチからシュートも少し足元でずれてヒットしない。9分には右サイドをサカが抜け出しシュートも、PSVのGKベニテスが体に当てる。16分にもジェズスがPA内で強引なターンからシュートもまたベニテスがセーブ。21分にも一発のパスでエンケティアが抜け出しカットインからシュートも右に外れる。

ここでアーセナルはトーマス、ウーデゴールを投入してカンフル剤。すると25分に早速効果、ウーデゴールのノールックパスがオーバーラップした冨安に通り、中でフリーになっていたジャカを見て冨安がピンポイントで合わせ、これをジャカが右足で抑えたシュートを決めてようやくアーセナルが先制する。

後半30分には冨安とジェズスが下がってマルティネッリとベン・ホワイトが入る。その後はどちらもチャンスがありながら得点を決められず、そのまま1-0で試合終了。これでアーセナルはグループリーグ全勝の勝ち点12となり、余裕でグループリーグ突破を決めた。

冨安は決勝点のアシストを決めただけでなく、サラーに引き続いて相手のエース、ガクポをシュートはおろか、ドリブル、クロス、キーパスまでゼロと完璧に封じ込めるタスクを完遂。とは言え、ガクポはサカのカバーにかなり下がって対処していたので、冨安個人だけの功績ではなかったけどね。是非次はCBになってハーランドを封じる冨安が見たいものである。

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