「シュツットガルトのドロー地獄、王者バイエルンのアウェーでも継続」ドイツ・ブンデスリーガ 第6節 バイエルン・ミュンヘン-シュツットガルト

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リーグではここまで3位と、絶対的エースのレヴァンドフスキをバルサに売っぱらったおかげで、勝ちきれない試合が続いているバイエルンは、ホームで4分1敗とドローの神様に取り憑かれているシュツットガルトと対戦。

バイエルンのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがミュラー、2列目がニャブリ、ムシアラ、テルという形。シュツットガルトは3-1-4-2で、伊藤は右CBで先発、遠藤はこれまでのアンカーではなくてインサイドハーフで先発した。

試合は当然ながらホームのバイエルンが圧倒的にボールを支配するが、これまでのような絶望的なまでに機械化されたオートマティックな攻撃は見当たらず、各選手がボールを持つ時間が長くスローな展開で、シュツットガルトにとってはさほど大きな脅威にはなっていない。

それでも前半30分、バイエルンの右からのクロスにテルが合わせ、そのこぼれ球をニャブリと連続した決定機はあったが、どちらもシュツットガルトGKがミュラーが防ぐ。33分にもニャブリがミドルもバーの上。しかし37分、左サイドでミドルパスにデイビスが抜け出し、折り返しをフリーになっていたテルが決めてバイエルンがようやく先制する。

後半6分、シュツットガルトはキミッヒが自陣でボールを持ったところにヒューリッヒがプレスをかけてボールを奪い、折り返しをギラシが決めたかに見えたが、VARでヒューリッヒがファールとの判定でノーゴール。しかし12分にマヴロパノスが相手の縦パスをカット、そこからボールを受けたヒューリッヒが今度はゴールを決めて同点。

バイエルンもその直後に右サイドからパスを受けたムシアラがフェイントからゴールを決めて勝ち越す。そこからはバイエルンがセカンドボールを支配して圧倒するが、シュツットガルトは守備の人数をかけて自陣で体を張って失点を許さない。

後半29分には、フランクフルトが数少ないカウンターのチャンスからギラシがシュートもクロスバー。遠藤は後半30分にエグロフと交代。後半34分にノイアーのパスをキミッヒが受けたところでアマダがボールを奪ってゴールと思われたが、チャージがファールとみなされてノーゴール。

その後はバイエルンが試合をコントロール、そのまま逃げ切るかと思われたのだが、後半44分に左サイドをエグロフがえぐって折り返し、ギラシがシュートの場面で倒されるも一度は流されたのだが、VARでデ・リフトがギラシの足を踏んだという判定でPK、これをギラシが決めて同点、そのまま試合終了。これでシュツットガルトは6試合で5つのドローという珍記録。

遠藤は攻撃ではあまり存在感を見せられなかったが、ミュラー、ニャブリ、キミッヒという攻撃のキーマンにプレッシャーをかけ続けて思い通りのサッカーをさせなかった。やっぱりアンカーよりインサイドハーフのほうが合ってるね。伊藤は守備に粘り強さが出て来た。数は少なかったが、良いサイドチェンジもあってアウェイでの勝ち点1に貢献した。

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