「もはや吉田を超えた?板倉がバイエルンの猛攻を跳ね返す」ドイツ・ブンデスリーガ第4節 バイエルン-ボルシアMG

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絶対的なエースであるレヴァンドフスキを移籍で失いながらも、開幕から3試合で15得点というブンデス新記録の圧倒的な攻撃力で首位を独走しているバイエルン。現在リーグ2位とはいえ、アウェイのボルシアMGにとっては胸を借りる立場での対戦。

バイエルンのフォーメーションは4-4-2で、2トップはリバプールから移籍したマネとミュラーが務める形。ボルシアMGは4-2-3-1で板倉はこの試合も右CBで先発。

前半1分にマネをスライディングで板倉が止めて、そのCKから決定的なヘッドを打たれるもゾマーがファインセーブと、バイエルンがいきなりの決定機。その後もバイエルンが圧倒的にボールを支配、ボルシアMGはカウンターすら許してもらえない。

バイエルンの戦術的な特徴は、まず徹底したハイプレスで、高い位置でボールを奪って一気にゴールまで畳み掛ける。相手にカウンターの場面があっても、ウパメカノを中心とした守備陣のスピードで素早く回収、高い位置を保ったSHが基点を作り、また連続攻撃を仕掛ける。その間を遷移するスピードが恐ろしく速い。

33分には、デイヴィスからのパスを受けたザネが浮かせたドリブルでタックルを交わし、GKと1対1になったところで板倉がコースにスライディング、いったんはザネが交わしたが、板倉はすぐに反対方向に体を投げ出してブロック、チームの大ピンチを救う。

しかし35分、バイエルンはサイドチェンジからコマンが中へパス、ザネからサイドに開いたミュラーがクロス、ファーでフリーになっていたマネが押し込んだに見えたが、その前にザネに触った事でオフサイドと判定されノーゴール。さらに39分にもマネがシュートもオフサイド。

すると前半43分、ボルシアMGは自陣からロングボールを蹴っ飛ばすと、バイエルンのCBウパメカノがボールの処理をミス、そのまま拾ったテュラムが、GKノイアーの逆を突くシュートを決めてまさかのボルシアMGが先制する。

当然、その後はさらにバイエルンが猛攻を見せるが、そこに立ちはだかったのがボルシアMGのGKゾマー。後半17分にはマネの2連続シュートを防ぐと、20分には板倉が振り切られたザネの突破を間一髪ブロック。27分にはニャブリ、ミュラーと決定機を防ぎ、30分にはパヴァールのミドルをセーブ。

しかし後半38分にコマンから狭いスペースをムシアラからザネに繋ぎ、ゴール左にシュートを決まってバイエルンがとうとう同点に追いつく。最後はバイエルンがデリフトを最前線に投入してパワープレイを仕掛けるが、ボルシアMGは最後まで粘って1-1のドローで試合終了。

MOMは間違いなく19ものセーブを記録したGKゾマーだろうが、板倉も絶対的なスピード差があるザネに苦しみながらも本当に良く粘った。もうCBとしての純粋な実力では吉田を超えているのではないか。まあ森保監督が序列を変更させるとは思えないけど、そう思わざるを得ない見頃な奮闘だった。

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