ここまでリーグ4位、最近の2試合で実に9得点と好調の柏レイソルと、残留争いを強いられているものの、ここに来て2試合負け無しと復調気味のヴィッセル神戸との試合。
柏のフォーメーションは3-1-4-2、神戸は山口がアンカー、武藤が1トップでイニエスタがトップ下に入った3-1-5-1で、柏に対してミラーゲームを仕掛けた格好。
試合はホームの柏がスムーズなビルドアップを見せるのに対し、神戸はどうもギクシャクして機能しない立ち上がり。どちらも決定機を作れずに迎えた前半28分、イニエスタのワンタッチパスから酒井高徳が抜け出し、ラストパスを橋本が決めて神戸が先制する。
その後しばらくは神戸ペースの流れになったが、前半38分に森のポストから左へ展開、クロスを小屋松がトラップして落とし、椎橋が見事なミドルを決めて柏が同点に追いつく。
さらに前半41分、神戸のPA内に入ってボールを受けた豊島を菊池がタックルで倒してしまいVARでPKの判定、これをマテウス・サヴィオが決めて柏が逆転して前半を折り返す。
神戸は後半から菊池を下げて汰木を投入、フォーメーションを4-2-3-1に変更する。前半9分にはイニエスタの縦パスから最後は武藤がシュートという決定機。14分にもイニエスタがシュートも枠を大きくハズレてしまう。
逆に柏は後半20分にCKからのこぼれ球を、武藤雄樹がゴール右隅に蹴り込み追加点。ここで神戸は大迫をトップに投入、武藤が右SHに回る。後半31分に左サイドからの折り返しを大迫がキープ、武藤が決めたかに見えたがボールがラインを割っておりノーゴール。
後半45分には大迫がクロスにPA内でヘッドも柏GK松本に防がれゴールならず。結局神戸は終盤に攻め込みながらも最後まで柏の守備を崩せず、試合はそのまま1-3で終了。今節は残留争いのライバルである湘南、清水ともに勝利したために神戸は勝ち点5の差をつけられ最下位。
正式にJ Leagueに抗議文を提出します。VAR を見て、どうしてこの判断になるのか、意味が不明だ。 https://t.co/VdDzmgdl8x
— 三木谷浩史 Hiroshi (Mickey) Mikitani (@hmikitani) June 18, 2022
三木谷会長はPKの判定に噛みついていたようだが、問題はGKを含めた守備陣の能力不足。そこにお金を使わず乾を獲得しているようでは、今の苦境からは這い上がれないだろう。