現在リーグ6位で、ヨーロッパリーグ入りの可能性を残しているウニオン・ベルリンは、最終節で既に残留を決めている11位のボーフムと対戦。
ウニオン・ベルリンは3-1-4-2のフォーメーションで、原口が右インサイドハーフで先発。ボーフムはいつもの4バックではなく3-4-1-2の3バックで、浅野がトップ下で先発。
試合はいきなり前半5分、原口がスルーパスに抜け出してからのドリブルで右サイドを突破、クロスをファーに入ったプロメルがヘディングで決め、原口のアシストでウニオン・ベルリンが幸先よく先制点を決める。
反撃に出たいボーフムだが、浅野は相手のアンカーであるケディラをマークする仕事が主のようでボールに触れず、逆に前半24分に右からの折り返しにミヘルが放ったシュートが、ボーフムのテシェの腕に当たったというVAR判定でPK、アウォニィが蹴ったボールはボーフムGKエッサーの手に当たったがゴールイン、ウニオン・ベルリンが追加点を決める。
その後は膠着状態が続き、後半45分にはスローインのボールを浅野が胸トラップからオーバーヘッドを狙うが、ボールを蹴る前にDFの足に当たってシュートまで行けず。そのまま2-0で前半を折り返す。
後半6分、ボーフムは高い位置でボールを奪うと、パスを受けた浅野がミドルを放つもゴール右に外してしまう。しかし後半10分、右サイドからのアーリークロスに飛び込んだツォラーが上手くコースに流し込んでボーフムが1点を返す。後半20分には原口がお役御免。
その後もウニオン・ベルリンが主導権を握る展開が続くも追加点は決められず。逆に後半34分、DFからの縦パスに浅野がサイドへ流れてボールを受けると、マイナスの折り返しをレーヴェンが決め、ボーフムがとうとう同点に追いつく。ここで浅野もお役御免。
そこからは両チームともに縦へ早く攻める展開が続いたが、後半43分にロングボールをボーフムDFがクリアしそこねたボールをアウォニィが拾い、足で浮かせてマークに入ったDFを交わしてゴール、ウニオン・ベルリンが土壇場で勝ち越し。
裏の試合で5位のフライブルクがレヴァークーゼンに敗れたために、これでウニオン・ベルリンが勝ち点で逆転に成功、リーグの成績はクラブ最高記録を更新する5位となってヨーロッパリーグ出場権を獲得した。
原口は相変わらずデュエルは強くないけど、スペースへの飛び出し、守備のカバーとピッチ中を走り回って潤滑油として機能。浅野はアシストの場面以外ではほとんど攻撃で目立たず。両者とも来期はチームに残るんかな~?