「先発の香川は、芸術的なロングパスで原大智の美しいゴールをアシスト」ベルギー・プロリーグ第25節 シント・トロイデン-スタンダール・リエージュ

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現在8試合負けなしの3連勝中と絶好調のシント・トロイデンは、プレーオフ2入りの可能性を残した状態でのレギュラーシーズン最終戦。ホームの相手は13位と低迷しているスタンダール・リエージュ。

シント・トロイデンのフォーメーションは3-1-4-2で、2トップが原と林、右のインサイドハーフに香川、右WBが橋岡、GKがシュミット・ダニエルと日本人が5人先発。対するスタンダール・リエージュは3-4-2-1の形。

試合はホームのシント・トロイデンがボールを保持する流れ。相手もそれほど警戒していないのか、序盤から日本人選手からのボールを集めて長短のパスで攻撃のリズムを組み立てている。

しかしシント・トロイデンの攻撃もあまりスピードが無く、膠着状態に陥っていた前半22分、相手のロングパスを橋岡がインターセプト、ボールを受けた香川が一気に前線へロングフィード、これを原が見事なトラップからゴール左に流し込んでシント・トロイデンが先制する。

前半26分にはカウンターのボールに反応した香川がドラグシュに倒されイエローカードが与えられる。さらに前半28分、香川のCKからライストナーが頭でファーへ流したボールに林が反応、ファーから押し込みシント・トロイデンが追加点。

38分には原がまた抜け出し折り返しのボールが林に渡るが、トラップミスでシュートまで行けず。40分には香川がGKの位置を見てミドルも枠を外れる。そしてそのまま2-0で前半を折り返す。

後半になると、前半は全く覇気が無かったスタンダール・リエージュが4-2-3-1にフォーメーションを変更し、シント・トロイデンを押し込む展開。12分にはアーリークロスからドラグチュがフリーでヘッドも、シュミット・ダニエルが横っ飛びのファインセーブで防ぐ。

シント・トロイデンも後半15分にコイタがライン際をえぐって折り返しに林が飛び込むも、枠に飛ばすことが出来ない。前半と違って攻撃に絡めなくなった香川は後半20分でライツと交代。

後半31分に、左サイドでの崩しからファーに流れたボールを橋岡がクロス、これを中に詰めていたクラウスが決めて3点目。そして試合はロスタイム無しで試合終了。残念ながらゲンクがスランに勝利、同じ勝点ながら得失点差で上回ったために、プレーオフ2にはゲンクが残ることになり、シント・トロイデンはここでシーズンを終える事になった。

香川は初先発で初アシスト。まあスタンダール・リエージュのモチベーションが無くて守備が緩かったというのもあるが、調子さえ整っていればこれぐらいの仕事が出来る選手。でもここから代表復帰やビッグクラブへの移籍はさすがに無理なので、Jリーグに戻って盛り上げて欲しいんだけどね~。

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