「スプリントと運動量で圧倒する鳥栖が札幌のパスサッカーを粉砕」J1第7節 サガン鳥栖-コンサドーレ札幌

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開幕から6試合を消化してリーグ8位につけているサガン鳥栖が、ホームに12位のコンサドーレ札幌を迎えた試合。鳥栖のフォーメーションは3-4-1-2、札幌は3-4-2-1の形でスタート。

試合は序盤からホームのサガン鳥栖が、徹底したハイプレスで試合のペースを握る。まず前半10分に、右SB飯野がパスカットからオーバーラップ、クロスに本田が頭で合わせて鳥栖が先制点をゲットする。

ビハインドになった札幌だが、忠実にマンマークを仕掛ける鳥栖の守備に対し、パスワークのペースはなかなか上げられず、足元へのパスが中心になって結局ジリジリと鳥栖に押される流れになってしまう。

前半はその後どちらにも決定機が生まれず後半へ。すると5分に札幌が右サイドのクロスに興梠が合わせるもバーの上。11分にも興梠がスルーパスに抜け出すもトラップミスと、札幌に連続して決定機。

しかし後半15分、鳥栖はロングスローで途中出場の小野裕二が頭で反らせたボールを垣田がボレー、ミートはしなかったがゴール上にふわっと入って追加点。さらに19分にはジエゴがスルーパスに抜け出し、折り返しを垣田が押し込み3点目。

札幌は当然前がかりになる分、守備でボールホルダーへのプレッシャーが緩くなり、むしろ鳥栖の方にチャンスが増えてしまう。すると後半29分、右からのクロスに垣田がニアへ動くと、高嶺がマークを見失った中野伸哉がフリーで押し込み4点目。

その後は鳥栖が引いて札幌が相手陣内でボールを回す展開になるが、後半42分に鳥栖は藤田が直接FKを決めてダメ押しの5点目、そのまま5-0で試合終了。

結果的には鳥栖の圧勝だったが、そこまで鳥栖が強かったというよりも、札幌のパスサッカーと鳥栖のプレッシングサッカーがちょうど噛み合ってしまい、先制点を取ったほうが試合の主導権を握った試合だったのかなと。

ただ、上記グラフを見ても鳥栖のスプリント回数、運動量は他チームを圧倒していて、これから対戦するどこのチームも鳥栖に対しては苦しめられそうである。

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