最近の5試合で3勝2分負けなしと絶好調のシント・トロイデンは、アウェイで8位のゲンクと対戦。シント・トロイデンは原と林の2トップ、右WBに橋岡が入った3-1-4-2で、香川はベンチ外。対するゲンクは4-3-3のフォーメーションでもちろん伊東純也が先発。
試合はホームのゲンクがボールを保持する展開で始まるも、伊東純也は対面の左WBヤンセンスにほぼマンマークされてボールを持てないのに対し、逆にシント・トロイデンは林がサイドに流れたり、WBがオーバーラップするなどカウンターで数的優位を作る流れ。
前半17分にはようやく伊東が右サイドの突破からクロスも、オヌアチュと競り合いながらシント・トロイデンのDFがかろうじてクリア。23分にはオヌアチュのキープから伊東が拾ってPA内からクロスも橋岡がクリア。27分には伊東が中央でのターンからドリブル、PA内まで入るがシュートまで行けずブロック。
そこまでピンチを喃語化凌いでいたシント・トロイデンは、前半29分に橋岡が右サイドを抜け出しクロス、ファーに飛び込んだラヴァレーがシュート、そのこぼれ球が林の前に転がり、反転から押し込みゴールが決まる。33分にはヤンセンスが倒され一度はPKと判定されたがノーファール。
前半45分には原のポストプレイから林が浮いたクロス、GKと競り合った林のヘディングはゴールを外れる。ロスタイムには伊東のクロスをシュミット・ダニエルが手に当てて防ぐ。そして前半は0-1のまま折り返し。
後半開始早々、伊東のスルーパスからムニョスがクロスもシュミット・ダニエルがまたブロック。林は前半9分にクラウスと交代、残った原と2トップを組む。20分には伊東のCKからオヌアチュがフリーでヘッドも枠外。
25分にはヤンセンスに一度奪われたボールを取り返し、ヤンセンスに倒されイエローカードをプレゼント。そのFKを伊東が蹴ってからの流れでシュート性のクロス、これをシュミット・ダニエルがかろうじて手に当てて防ぐ。
その後はシント・トロイデンはほぼ自陣で守り倒す展開、40分にはペインツェルの折返しからトアストヴェトにシュートを打たれるがこれもシュミット・ダニエルがセーブする。そして4分のロスタイムもシント・トロイデンは最後まで集中して守りきり試合終了。
全員で守備をして少ないチャンスをものにするスタイルで、リンブルフ・ダービーに勝利したシント・トロイデン。これで8位のゲンクに勝ち点3差と迫り、いよいよプレーオフ2圏内が視野に入って来た。
伊東はプレイ自体の精度は悪くなかったが、ヤンセンスのスッポンマークで良い形でボールを持てる回数自体がそんなに多くなかった。当然オーストラリアもマークはして来るだろうが、他の選手がどうサポートするかだね。
林はまあいつも通りの林だったが、原はもっさり気味な点は変わってないが、以前に比べるとハイボールには競るし、足元でのポストプレイも精力的にこなすなど、長身を活かしたターゲットマンらしくなって来た。案外、林よりも原のほうが代表に近いんじゃないかと思う。まあ、この試合で好調だった橋岡が選ばれてないぐらいだから、森保ジャパンの間は無理そうだけどね~。