シント・トロイデンにまさかの敗戦を喫してからは4戦負け無し、レギュラーシーズンは残り4試合の時点で2位のクラブ・ブルージュに勝点7差と、ほぼ首位を確実なものにしているユニオン・サンジロワーズ。
今節ルーヴェンとのアウェイ戦は、町田が3-1-4-2の左CBでスタメンに復帰、怪我明けの三笘はベンチスタート。対するルーヴェンは3-4-2-1のフォーメーションでスタート。
試合はどちらもマンマークベースの守備でガツガツとデュエルを仕掛け合う展開。その中でどちらかがライン裏への動き出しにボールが合えばシュートチャンス、という流れが続くが、先制したのはルーヴェン。前半9分にサンジロワーズDFカンドゥスが挙げた手にクロスが当たり、思いっきりハンドでPK。これをスフライフェルスがきっちり決めてルーヴェンが先制する。
しかしその後はサンジロワーズがボールを支配、左WBのラプッサンのドリブルで何度もゴールを脅かすと、17分にはサンジロワーズはウンダブがオフサイドトラップの裏を取ってドフリーになるが、クロスを上手くトラップできず。24分にはセットプレイから町田が絡むチャンスはあったが得点ならず。
しかし前半27分、右サイドからアマニのクロスにウンダブが芸術的なボレーシュートをファーに叩き込み、サンジロワーズが同点に追いつく。その後もサンジロワーズがペースを握る展開が続くが、41分にルーヴェンはカウンターからミドルがバーを直撃、45分にはCKから町田が競ったこぼれ球をバージェスがシュートと互いに決定機を迎える。
後半開始から、町田も攻撃参加するなど一気にプレッシャーをかけるサンジロワーズ。すると3分に右で粘ってからのアーリークロスに、ウンダブがDFの背後から足を出してコースを変え、そのままゴールインでサンジロワーズが逆転。
そこからしばらくはルーヴェンが盛り返し、後半10分ごろの連続攻撃を耐え忍ぶと、13分に町田からパスを受けてターンをしたテウマが単独ドリブル、ウンダブにスイッチすると見せかけ中央突破、そのままゴールを決めてサンジロワーズが3点目。これで町田にアシストが記録される。
さらに後半15分、左サイドからドリブルで攻め込んだコズラウスキーがPA際で後ろからチャクラに倒され、VARによってPKの判定。これをウンダブが決めて4点目。ここでコズラウスキーに代えて三笘が2トップの位置で投入される。
20分にセンターでボールを受けてドリブル、パスで繋ぐがシュートまで行けず。22分にゴール前に飛び込むがアマニからのパスがわずかに合わず。24分、町田が攻撃参加してミドルもバーの上。
後半30分ごろから三笘が左サイドにスイッチ。35分に三笘のロストからカウンターを受けるが何とか防ぐ。36分に左で受けて縦にボールを持ち出すもラインを割る。その後はあまりボールに絡むこと無く試合終了。
昨晩の試合で、クラブ・ブルージュが勝利したのでリーグ戦での首位確定は次節に持ち越し。町田は、攻守に良く絡んでまずまずのプレイ。三笘はまだボールが足に付いてない感じ。コンディションが万全になるまでにはまだ時間がかかりそう。代表戦に間に合わすのは厳しいか。