「吉田のロングパスでアシストも、守備が噛み合わずズルズルと失点」イタリア・セリエA第28節 ウディネーゼ-サンプドリア

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現在はリーグ15位、降格圏まで勝ち点4差とまだまだ安心には程遠い状態のサンプドリアは、アウェイでウディネーゼと対戦。怪我から復帰した吉田は4-3-1-2のCBとして久々に先発。対するウディネーゼは3-1-4-2のフォーメーション。

前半4分、右サイドからの折返しを受けたデウロフェウに対し、吉田がカバーに入るがゴールの上を撃ち抜かれてウディネーゼ先制。吉田のせいだけでは無いが、サンプドリアの守備はすぐPAの中まで下がってしまいがちで、偶発的な失点が生まれやすくなっている。

12分、バイタルでパスを受けたデウロフェウにまた吉田がカバーに入るが、左にパスを出されウドジエに押し込まれウディネーゼが2点目。これもまたPA内での攻防からである。

直後の13分、吉田が右サイドでパスカットから前線へロングボール、これが走り込んだカプートに上手く届いてシュートを決めてゴール、吉田のアシストでサンプドリアが1点を返す。

23分にはPA内でデウロフェウにボールが渡るが、今度は吉田が上手くシュートをブロック。その後もウディネーゼペースは続き、30分にはスローインからウディネーゼに決定的なシュートを打たれるが、わずかに枠を外れる。

38分にも吉田の縦パスからカプートが抜け出しシュートもバーの上でアシスト未遂。直後にクアリアレッラのパスから右サイドのカンドレーヴァがフリーでシュートも右へ外してしまう。

後半も序盤はウディネーゼが圧倒するも、15分を過ぎると逆にサンプドリアがボールを支配するが決定機は作れず、後半27分に吉田は交代。その後も戦況はほとんど変わらず、むしろロスタイムにはデウロフェウに決定機を作られる有様で試合終了。

吉田はアシストは決めたものの、序盤はデウロフェウの対応に苦しんだ。もっとも、それは吉田のせいというよりも、簡単にズルズルとDFラインが下がってしまう守備組織の問題であり、PAの中までボールを持ち込まれたらそりゃ失点しますよね、というところ。ラインが低いので攻撃も孤立、ちょっと歯車が噛み合っていない。吉田の復帰で状態が上向くことを期待したい。

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