「低調だった鎌田が復活のアシスト、シュツットガルトの残留を援護」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 ヘルタ・ベルリン-フランクフルト

スポンサーリンク

ここまでリーグ戦は無得点の3連敗中で、10位にまで順位を落としているフランクフルトは、アウェイで同じく3連敗で16位とプレーオフ圏にいるヘルタ・ベルリンと対戦。鎌田は3-4-2-1の左ウイングで先発、長谷部はベンチスタート。対するヘルタは4-3-3のフォーメーション。

試合はアウェイのフランクフルトがやや優勢に試合を進める展開。これまでは精彩を欠いていた鎌田も復調して来た様子で、積極的に守備でスライディングを見せたりと存在感を見せる。6分には鎌田のパスカットからスルーパスも、リンストロムはタイミングが遅れてシュートまで行けず。

フランクフルトは16分にも、左サイドでボールを受けたボレからリンストロムにスルーパス、これは間一髪で相手のGKに防がれゴールならず。しかし17分、左サイドで1対2の場面を制してクロス、これをクナウフが上手くファーに流し込むヘッドを決めて、フランクフルトが先制する。

その後もフランクフルトペースは変わらず、25分にはボレのパスを右で受けた鎌田がシュートも、素早く囲った相手に当たってゴールならず。ヘルタは何とか攻勢に出ようとするが、フランクフルトの寄せが早くてカウンターの芽をことごとく摘まれてしまう。

後半早々には、鎌田がPA外からシュートも足が滑って大きく外す。が、直後のCKからの流れで、クロスからエンディカが頭で落とし、トゥッタが押し込み追加点。ここでようやくフランクフルトのペースが落ちてヘルタが前に出て来る。

しかし10分、相手の攻撃をフランクフルトがカットしてロングボール、ヘルタGKロトカが飛び出してのクリアが中途半端になってリンストロムの足元に転がり、それをダイレクトで無人のゴールに蹴り込み3点目。

ヘルタも後半16分にフランクフルトがクリアしたボールをゼルケがゴラッソなミドルを叩き込み1点を返すものの、その直後にフランクフルトはカウンターから鎌田が中央をドリブル、パスを出したボレがカットインからゴールを決め、鎌田のアシストで4点目。これでほぼ試合は決まってしまった。

その後はほぼヘルタがフランクフルトを攻める流れになるが、シュートはGK正面が多く淡白さは否めず。鎌田も後半38分にお役御免。そのままフランクフルトがアウェイで快勝。ヘルタは勝点23のままで、今節はシュツットガルトが勝利したため勝ち点差は1に縮まり、残留争いも激しくなって来た。

怪我をしてからはずっと調子が上がらず、最近はスタメンを外れる事が多かった鎌田も、この試合はアシストも含めてキレと運動量が戻って来て、ようやく復調したようで何より。勝負のオーストラリア戦に向けて心強い材料が1つ増えた。

タイトルとURLをコピーしました