「伊東はまさかのファンタジスタとして開花しようとしているのかもしれない」ベルギー・プロリーグ第26節 ゲンク-スタンダール・リエージュ

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今期はプレーオフ1入りが絶望的なゲンクは、それ以上の不振に陥り現在13位と低迷しているスタンダール・リエージュとホームで対戦。伊東は4-3-3の右ウイングで先発、リエージュは4-2-3-1のフォーメーション。

試合はホームのゲンクが押し気味の展開。15分には伊東がボールを奪ってからのクロスをトレゾールがフリーなのにバーの上に外してしまうなど、伊東が度々相手のPA内に攻め込むがそれを味方が決められない。逆に38分にはリエージュに中央を破られカマラのシュートを浴びるが、GKファンデフートが何とかセーブ。

しかし前半44分、ゲンクは中盤でボールを奪って伊東がつなぎ、トレゾールのスルーパスをボンゴンダがきっちりゴールに流し込みゲンクが先制点を決め、そのまま前半を終了する。

後半開始早々、ゲンクは伊東がクロスも飛び込んだオヌアチュにわずかに合わず。その後は互いに攻め合いゴール前でのシーンが多くなるが、8分に相手DFにプレスをかけてボールを奪ったオヌアチュが、そのまま自分でゴールを決めてゲンクが追加点。

その後は当然リエージュがボールを支配する流れになるが、ゲンクは自陣に4-1-4-1の形でブロックを作ってカウンターを狙う体勢にシフト。後半33分には伊東がスライディングで相手を倒してイエローカード。

38分には、左サイドでオイエンが深い位置からクロス、裏で完全に伊東がフリーだったが中で先に触ったオヌアチュがシュートしてしまう。40分にはリエージュもドラグチュが左サイドを崩してシュートもゲンクDFクエスタがカバーして得点を許さない。

そして試合はそのままゲンクが2-0で逃げ切り、8位にまで順位を上げてヨーロッパカンファレンスリーグへの出場権をかけて争われるプレーオフ2圏内に入って来た。伊東はフル出場。

この試合でちょっと気になったのは、伊東からのパスにミスが多かった事。それも、単純な技術的なミスというよりは、味方の誰も感じていないスペースにボールを出してしまったようなミスで、逆に言うと誰かがそれを予測していれば確実にチャンスとなっていたのも事実。

おそらく気の所為だろうが(笑)、代表戦で何かのきっかけを得たのか、突然ファンタジスタとして変貌しようとしているのかもしれないと、ちょっと今後の試合を注目して見てみたい。

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