Jリーグ屈指の伝統的なPSMである第26回目を数える、ジェフ千葉と柏レイソルが対戦する「ちばぎんカップ」。今年はコロナの影響で2年ぶりの開催。ジェフが3-4-2-1のフォーメーションで、レイソルが4-4-2で組む試合となった。
試合はややジェフペースの流れで始まる。ジェフが忠実なマンマーク守備なのに対し、レイソルはややゾーンを含むタイプの守備で、アプローチの早さで上回りボールを奪う回数が多くなっている。
が、先制したのはレイソル。ジェフがくさびから戻したボールがレイソルに渡り、縦にすぐさま繋いで最後はドゥグラスが抜け出してGKとの1対1を制してゴール。ジェフも直後に高い位置でボールを奪うがシュートまで行けず。
その後はビハインドの千葉がボールを保持する形になるが、柏はゾーンで待ち構えてマークに入る流れがスムーズで、千葉はバイタルに入ってからなかなか前を向けず、むしろ柏のほうにカウンターからチャンスが増える。
後半も、さらにジェフは1トップの桜川ソロモンにボールを集めて基点を作るサッカーを変えず、後半6分には桜川から風間が抜け出してPA内で倒されるがノーファール。17分にもゴール前でボールを受けた風間がシュートもバーの上。20分にはカウンターからドゥグラスが倒されチャン・ミンギュにイエロー。
ジェフは後半25分を過ぎると、ようやくサイドから素早く攻める形が見られるようになり、さらに27分にサウダーニャが右ウイングの位置に投入される。後半ロスタイムに、ジェフは高木のシュートが連続してゴールポストに当たる決定機があったが、結局最後まで得点は入らず0-1で試合終了。
◆悲報◆ジェフ千葉MF高木俊幸さん、ちばぎんカップという大舞台で1秒で2度ポストに当てる離れ業! : WorldFootballNewS https://t.co/QhnHTRCKNC pic.twitter.com/NoBBRdDbYN
— 闘犬 (@jef2winbyall9) February 11, 2022
昨シーズンJ1で15位のレイソル、J2で8位のジェフという力量を考えれば妥当な結果なのかもしれないが、13年ぶりの昇格を狙うのであれば、まず前線で基点を作らないと始まらないサッカーでは厳しいのではないかと思うのだが・・・