現在はリーグ17位で降格圏に沈んでいるシュツットガルトは、ホームでフランクフルトと対戦。シュツットガルトのフォーメーションは4-2-3-1で伊藤が左CB、遠藤がボランチで先発。フランクフルトは3-1-4-2で長谷部はリベロとして先発、鎌田は怪我で欠場。
前半7分に、フランクフルトにCKが続いた場面で、最後は低めのCKにエンディッカが上手く合わせてアウェイのフランクフルトが先制する。シュツットガルトはビルドアップが整備されておらず、自陣でのイージーなミスが多くて簡単にピンチを作ってしまう。
シュツットガルトも、前半32分には長谷部がロングボールで競り負け、こぼれ球を拾って最後はフェルスターがシュートを放つがゴールならず。36分にも伊藤のオーバーラップからフェルスター、マンガラが立て続けにシュートも決められない。
しかし前半42分に、シュツットガルトが右サイドでFKを得ると、ヒューリッヒのキックにSBアントンが太ももで合わせて同点に追いつく。フランクフルトも後半早々にCKが連続すると、バイタルでフリーになっていたフルスティッチがダイレクトボレーを決めてフランクフルトが勝ち越し。
シュツットガルトは後半17分にカウンターからカライジッチが完全に抜け出し、ファーに味方2人がフリーになっていたが、そのままシュートを打って右へ外してしまう。ところが25分に伊藤のパスを起点に左サイドを崩すと、最後はクロスをカライジッチが決めてシュツットガルトがまた同点。
そこから互いに中盤にスペースが出来てゴール前でのシーンが増える。すると後半33分にフランクフルトが左へ展開してからのクロスに、中に飛び込んだフルスティッチがボレー、これがシュツットガルトのDFに当たってコースが変わり、フランクフルトが勝ち越し。
ここで長谷部にアクシデント。後半39分に、浮いたボールをカバーしようとした時にジャンプしたGKトラップの膝が入ってしまい負傷退場。幸い骨折は無く退院したそうだが、数週間の離脱は確実になってしまった。
後半ロスタイムには、左サイドからのFKに伊藤が頭で合わせるもボールは右に外れ、直後にもまたFKからこぼれ球を伊藤がシュートも枠外、そして結局スコアは2-3で試合終了。年明けから勝利が無いもの同士の試合は、上位のフランクフルトに軍配が上がった。
これでシュツットガルトは6試合で1分5敗の泥沼、残留圏内まで勝ち点4とまた一歩後退。伊藤はブンデス1部レベルからすると、ポジショニングやボールへの反応がまだ弱く、4バックのセンターを務めるには不安がある感じで、何でSBで起用しないのか謎。でも伊藤個人としては、降格して2部で鍛え直すのもそんなに悪くないように思う。遠藤は当然ステップアップで(笑)。