現在、リーグ戦で首位のレンジャーズを勝ち点4差で追走しているセルティックは、アウェイで3位のハーツと対戦。前田はアジア予選のため離脱したが、旗手が4-3-3の左インサイドハーフで先発、ジョタが左ウイングで先発に戻って来た。
試合開始直後、いきなり旗手がバックパスを相手にプレゼント、ゴールは外れたがシュートを打たれる嫌な立ち上がり。その後もセルティックはボールは持つけど攻めあぐねる展開。旗手も相手に警戒されてボールを持たせてもらえない。
前半15分にジョタからボールをもらった旗手が中に切れ込んでシュートも相手に当たる。このあたりから、ジョタを中心にセルティックの攻撃が活性化、ハーツを完全に押し込むようになる。
それでもセルティックはなかなかゴールが決められなかったが、前半27分に中盤で奪ったボールをもらってターンをすると、前に流れたボールを思い切って叩くと、これが無回転のレーザービームとなってゴールに突き刺さった。
さらに35分には、バイタルで前を向いた旗手から右サイドのオライリーに展開パス、ちょっとオフサイドっぽかったが、クロスをギアクマキスがヒールで押し込む技ありのシュートを決めて2点目。
前半はいろんな場所に顔を出していた旗手だったが、後半になると監督の指示でもあったのか、それとも疲れが出て来たのか、比較的自分のポジションを守った位置取りをする事が多くなる。
すると後半17分、DFがお見合いしたボールを拾われスルーパスを受けたボイスがゴール、これもオフサイドに見えたがスコットランドはVARが無いため判定はそのまま、ハーツが1点差に追いつく。
そこから勢いに乗ったハーツのペースが続くと、後半27分にPA内で競ったギアクマキスがハンドの判定でPK、しかしボイスのキックはGKの逆を取ったがゴールポストに当たって真横に跳ね返り、ギリギリラインを超えずにノーゴール。
その後もセルティックは防戦一方。後半ロスタイム3分に旗手はお役御免、そのまま何とかセルティックは残りの3分間を逃げ切って2-1で勝利、これでリーグ戦は3連勝となった。
旗手はゴールこそ見事だったが、後半はインテンシティの高い試合に疲れたのか足が重くなり、川崎風にパス交換で試合を落ち着かせようとしても周りが同調せず、プレイの選択に苦労していたね。どんどん試合を重ねてペースに慣れていかないとな。