現在17位で降格圏に沈んでいるビーレフェルトは、3位と好調のフライブルクとアウェイで対戦。2試合連続ゴール中の奥川は、中盤ダイアモンドの4-4-2の左インサイドハーフで先発。
試合はホームのフライブルクが攻勢に出る。ビーレフェルトのSBの前にあるスペースで基点を作ると、早くも前半6分にCKのクリアボールをハベラーがダイレクトでゴール左に決めてフライブルクが先制する。
ビーレフェルトも反撃、12分に相手のパスミスを拾ったシェプフがそのままシュートもGK正面。逆にビーレフェルトも同じような自陣ミスパスからチョン・ウヨンがシュートもクロスバーでどちらも決定機をモノにできない。
それまでボールロストが目立っていた奥川だったが、ようやく前半29分に左サイドの高い位置でボールを受けると、カットインからミドルを放つがゴール右へわずかに外れる。その後はフライブルクに2度ほど決定機があったものの、スコアは動かず前半を折り返す。
すると後半早々にスコアが動く。左からSBギュンターがオーバーラップしてのクロスをチョン・ウヨンが頭で決めてフライブルクが2点目。その後も試合のペースは完全にフライブルクが握る。
後半は全く良いところがなかったビーレフェルトだったが、後半15分に左サイドで粘ってボールを繋げると、FWセッラのポストプレイからボールを受けた奥川が無回転の強烈なミドルを突き刺して1点差に迫る。
【ゴール速報】#奥川雅也
奥川が豪快なシュートを突き刺す!これで奥川は3試合連続ゴール!!!#フライブルク×#ビーレフェルト
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奥川は後半27分にもPA内でパスを受け、カットインからボールを流し込むもコースが右に外れる決定機を作る。これでビーレフェルトは勢いに乗り、その後はフライブルクDFラインの裏を狙ってセカンドボールを拾う攻撃で何度も良い形を作る。
そして後半42分、左サイドで奪い返したボールをアーリークロス、これを途中出場のラズミが右サイドでボールをキープすると、いきなり角度の無いところから振り向きざまのシュート、これがウプホフの虚を突いてニアに飛び込みビーレフェルトが同点に追いつく。
6分の後半ロスタイムはむしろフライブルクのほうがパワープレイを仕掛ける流れになるが、4分にはパスを受けた奥川がまたカットインからシュートを狙うが枠外。直後にはヴィマーにも決定機が訪れたがGKに防がれ、そのまま2-2のドローで試合終了。
内容的には完全にフライブルクの試合だったが、奥川の一発で息を吹き返したビーレフェルトがGKのミスでアウェイでの勝ち点1というラッキーな結果。これで奥川は3試合連続のシーズン6ゴール目、プレイインテンシティに物足りなさはあるけど、今度こそ代表で見たい選手である。