現在公式戦5連敗、リーグ15位で残留プレーオフ圏と勝ち点2差と厳しい立場にあるシント・トロイデン。今節は10位のオイペンとホームで対戦。シント・トロイデンは3-1-4-2のフォーメーションで、原と鈴木優磨の2トップに、右WBが橋岡、GKがシュミット・ダニエルという先発。対するオイペンは5-3-2の形。
まず前半2分、橋岡から左サイドに流れた鈴木優磨に縦パスが通り、鈴木のクロスを原がフリーでヘッドも左に外してしまう。逆に3分にはマッチアップしているニャカに橋岡が振り切られ、クロスを放ったところでファールを与えてしまいイエローカード。
さらに前半23分、左サイドからのFKで完全に原がスルッと抜け出したが、ヘッドは相手GKにキャッチされて得点ならず。しかし25分、コナテからの縦パスに原が抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めてシント・トロイデンが先制する。
後半開始早々はオイペンが攻勢に出て、まずオイペンのランベルトが強烈なミドルを放つもシュミット・ダニエルがしっかりキャッチ。後半6分にはイエローカードを1枚もらっている橋岡が交代する。
その後もオイペンにサイドを支配されて危ない場面を何度も作られるが、相手のシュートミスにも助けられて何とか耐える。ようやく後半25分ごろからオイペンの勢いが落ちて、徐々にシント・トロイデンが盛り返す。
すると後半36分、シント・トロイデンが左サイドでFKのチャンスを得ると、ファーに飛び込んだ鈴木優磨がヘディングを突き刺してシント・トロイデンが追加点。あとはしっかり試合をコントロールして試合終了。シント・トロイデンが6試合ぶりの勝利で、13位まで浮上した。
この試合は原と鈴木の日本人2トップだったが、互いにサイドに流れてボールを引き出し、もう1人が中に入ってゴールを狙うというコンビネーションが生まれていて良いリズムだった。今後はこの2トップが定番になりそうで、この試合で出番は無かった林はさらなる奮起が望まれるところだ。