「ダブルボランチで急にイキイキ、やっぱり遠藤はアンカーには向いていない」ドイツ・ブンデスリーガ第6節 ボーフム-シュツットガルト

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ここまで開幕から5試合で1勝1分と波に乗り切れていない14位のシュツットガルトは、アウェイで17位と下位に沈むボーフムと対戦。

シュツットガルトは3-1-4-2のフォーメーションで、アンカーが遠藤、インサイドハーフが怪我から復帰したマンガラとクリモヴィッツ、エースのカライジッチはまだ復帰せず、マルムシュ、アル・ガディウィの2トップでスタート。ボーフムは4-3-3で、これも怪我明けの浅野はベンチスタート。

今期、シュツットガルトがスタートダッシュに失敗したのは、昨期のレギュラー陣に怪我が多くてメンバーが揃わなかった事もあるが、主将に任命された遠藤の負担が大きくなり、遠藤自身もアンカーでバランスを取るプレイが長谷部ほど上手くないので、相手に狙われている気配がある。

ボーフムも、遠藤については常に誰かがマークをして警戒、遠藤も動き出しの速さで何とかマークを無力化しようとするのだが、29分にこの試合で初めてドリブルで攻め上がった場面は途中で止められてしまう。

後半からシュツットガルトは2人を交代、遠藤はマンガラとダブルボランチ、前線はクリバリの1トップにマルムシュ、ヒューリッヒ、トミーが2列目に並んだ4-2-3-1のフォーメーションに変更、これで遠藤とマンガラが交互に動いて中盤のダイナミズムがシュツットガルトに生まれるようになる。

すると後半10分、シュツットガルトは左からのFKに最後はマヴロパノスが押し込んだように見えたが、VARでハンドと判定されてノーゴール。13分には遠藤がホルトマンのドリブルをファールで止めてイエローカード。

後半25分にボーフムは浅野が右SHの位置に入る。それでもレジュベツァイが常に遠藤のカバーに入り、シュツットガルトはセカンドボールを支配する事が出来ない。37分にはマルムシュがバイタルで潰れたこぼれ球を遠藤がこの試合初シュート。

後半40分にシュツットガルトは3人替え、すぐにマッシモがPAすぐ外正面からフリーでシュートの決定機を作ったがボールは大きくバーの上。後半ロスタイム4分に、ようやく浅野がセンターからスルーパスに飛び出す形は見せたが、ボールは浅野まで届かずスコアレスドローで試合終了。

遠藤はアンカーだった前半は窮屈そうにプレイしていたが、後半になってマンガラとダブルボランチになってある程度動き回れるようになると、急にイキイキと存在感を見せ始めた。後半からの4-2-3-1を最初からやっていたらボーフムには勝てたと思うんだけどね。

浅野は守備に走り回るだけでほとんど攻撃に絡めず。これで三苫を差し置いて代表に呼ばれるのだからつくづく森保監督の人選基準が謎である。

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