今週からイタリア・セリエAも開幕。吉田が所属するサンプドリアは、まずはホームでミランと対戦。
サンプドリアは昨シーズンまでチームを率いていたラニエリ監督が昨シーズンで退任し、それまでパルマを率いていたタヴェルサ監督が就任、開幕戦は吉田が変わらず4バックのCBで先発した4-4-2でスタート。
ミランは生え抜きの守護神ドンナルンマが抜け、GKにはメニャンが入り、1トップにはチェルシーから移籍したジルー、トップ下にはレアルからレンタル中のブラヒム・ディアスが入った4-2-3-1のフォーメーション。
試合の序盤はサンプドリアのペース。SBが高い位置を取ってSHと絡んで積極的にオーバーラップ、サイドを支配してクロスやセットプレイでミランゴールに迫る。が、前半9分に左SBのアウジェッロが対応をミスってカラブリアに抜かれ、折返しをブラヒム・ディアスに合わされるが、シュートの威力は無くてサンプドリアGKアウデロがキャッチに行きながら後逸、ミランがラッキーな先制点を決める。
サンプドリアも13分にカンドレーヴァ、18分にはCKのこぼれ球をコリーが合わせるなど惜しいチャンスを作る。しかしミランもテオ・エルナンデスのミドルや、26分に吉田が詰められてのミスからFKを得るなどミランもジリジリと盛り返す。
32分にもワンツーからブラヒム・ディアスにPA内へ攻め込まれるが、コリーと吉田のカバーリングで何とか防ぐサンプドリア。40分にもジルーにシュートを打たれるがオフサイドにきっちり引っ掛ける。
後半立ち上がり、ブラヒム・ディアスのドリブルからのパスを吉田が高い位置でカット。3分にサンプドリアはPAすぐ外でFKを得るが、ダムスゴーのキックは壁に当たる。7分にもガッビアディーニがマークを振り切ってシュートも角度が薄くてGKにセーブされる。
結局、サンプドリアは後半もシュート数で上回りながらも無得点、試合は0-1で終了してサンプドリアはホームの開幕戦を飾ることが出来なかった。
ただしミランで注目されたジルーはシュートゼロ。吉田は細かいラインコントロールでジルーを封じ込め、ブラヒム・ディアスに対しても失点シーンを除けばゴール前で自由にプレイはさせなかった。結果は出なかったが、今期も中心選手として重用されそうだ。